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== 前回調査からの動き ==
 
== 前回調査からの動き ==
*2023年2月10日(金)付けで厚生労働省から[http://archive.today/2023.03.03-131226/https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html 「令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について」]が公表されています。2023年3月13日(月)以降、マスクの着用は個人の判断に委ねるとしています。
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*2023年4月21日(金)時点の全国の新規陽性者数は10,133人でした[https://covid19.mhlw.go.jp/]。
*[http://archive.today/2023.03.03-131120/https://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=6854 日本図書館協会]は、2023年3月1日(水)付けで「図書館における新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン」を更新しました。マスクに関する国の方針が3月13日(月)から適用になることから、ガイドラインの適用も同日からとしています。
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*内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室から2023年4月27日(木)付けで「基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限、 業種別ガイドライン等の取組の廃止に当たっての留意事項について」[https://web.archive.org/web/20230428153932/https://corona.go.jp/package/assets/pdf/jimurenraku_seigen_20230427.pdf]という通知が出されました。5月8日で基本的対処方針が廃止になるため、それに基づくイベントの開催制限、施設の使用制限、 業種別ガイドラインも廃止になります。
*2020年2月28日から毎週継続して行われていた国公立大学図書館の動向調査は2023年3月25日(土)の調査で定期的な調査を終了します。調査結果は{{fullurl|covid-19-survey|休館状況調査}}のページで見られます。
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*[https://web.archive.org/web/20230428130540/https://www.jla.or.jp/home/tabid/853/Default.aspx 日本図書館協会]では、2023年4月28日(金)付けで「図書館における新型コロナウイルス感染症の基本的感染対策における今後の考え方について」を公表し、ガイドラインの廃止の周知と、今後の感染症対策の考え方を公表しています。
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*2023年2月10日(金)付けで厚生労働省から[http://archive.today/2023.03.03-131226/https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html 「令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について」]が公表されています。2023年3月13日(月)以降、マスクの着用は個人の判断に委ねるとしています。この通知を受け、図書館では感染症対策のお知らせにマスクは個人の判断でと追記する図書館が見受けられました。
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*2020年2月28日から毎週継続して行われていた国公立大学図書館の動向調査は2023年3月25日(土)の調査で定期的な調査を終了しました。調査結果はcovid-19 surveyのページで見られます。
  
 
== 各図書館の状況・取り組み ==
 
== 各図書館の状況・取り組み ==

2023年5月2日 (火) 23:22時点における版

【COVID-19を理由とする休館は引き続き0、業種別ガイドラインは5月8以降廃止】
saveMLAKでは、COVID-19の影響による図書館の動向を迅速に把握するため、全国規模の網羅的な調査を実施しています。
2023年4月15日(土)から4月21日(金)にかけて実施した第36回目の調査結果を発表します。
調査時点でまん延防止等重点措置や緊急事態宣言の対象となっている都道府県はありません[1]
COVID-19を理由とする休館は0館でした。入館記録の実施館は112館から81館に減少しました。

調査の概要

調査日時
2023年4月15日(土)10時から4月21日(金)1時まで 約135時間
調査方法
ウェブサイトの公開情報を集約(目視)
調査対象   全国の公共図書館・公民館図書室等、1740館(前回1739館)
調査主体   saveMLAK COVID-19libdataチーム 調査参加者11人(有志)
  • 全国地方公共団体コード(令和元年5月1日現在)を使用しました
  • 図書館法に基づく図書館以外に、公民館図書室についても調査対象としました(図書館と表記した場合も図書室が含まれます)
  • 調査中にも随時新しい発表があるため、情報は確認時点のものです
  • この調査では便宜上、図書館の数を設置主体の自治体(基礎自治体と都道府県)ごとに1としています
  • 休館は、開架エリアへの利用者の進入を許可しているかどうかを基準としました
  • 休館スケジュールが中央館・本館、分館などによって異なる場合は、中央館・本館のスケジュールを優先しました
  • 多数の感染が確認されていない地域でウェブサイトに情報の記載がない場合は、通常開館と推定しました
  • 移転やシステム更新等、あらかじめ予定されていた休館については、開館として扱いました
  • 調査の根拠となった図書館や自治体のウェブページのうち、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存し、調査時点のページを閲覧可能にしています
  • 社会情勢の変化を踏まえ、継続的に調査します(今後の活動はsaveMLAKのウェブサイトに掲載)
  • 調査データはプレスリリースの末尾にCC0で公開していますので、詳しく分析されたい方はデータを参照してください

開館状況

  • COVID-19の影響により休館している図書館は0館でした。
  • 災害等で継続的に休館している図書館は1館でした。
  • 入館記録を取っている図書館は81館となり、前回の112館から減少しました。


休館率全国地図(2023年4月21日時点)
都道府県コード 都道府県 合計 入館記録 COVID休館 災害休館 休館合計 休館率
01 北海道 180 16 0 0 0 0.00%
02 青森県 39 3 0 0 0 0.00%
03 岩手県 34 2 0 0 0 0.00%
04 宮城県 36 3 0 0 0 0.00%
05 秋田県 26 0 0 0 0 0.00%
06 山形県 36 2 0 0 0 0.00%
07 福島県 58 2 0 1 1 1.72%
08 茨城県 45 5 0 0 0 0.00%
09 栃木県 26 0 0 0 0 0.00%
10 群馬県 36 0 0 0 0 0.00%
11 埼玉県 64 2 0 0 0 0.00%
12 千葉県 55 7 0 0 0 0.00%
13 東京都 61 0 0 0 0 0.00%
14 神奈川県 34 0 0 0 0 0.00%
15 新潟県 31 2 0 0 0 0.00%
16 富山県 16 0 0 0 0 0.00%
17 石川県 20 0 0 0 0 0.00%
18 福井県 18 0 0 0 0 0.00%
19 山梨県 25 0 0 0 0 0.00%
20 長野県 73 3 0 0 0 0.00%
21 岐阜県 43 2 0 0 0 0.00%
22 静岡県 36 0 0 0 0 0.00%
23 愛知県 55 2 0 0 0 0.00%
24 三重県 29 3 0 0 0 0.00%
25 滋賀県 20 0 0 0 0 0.00%
26 京都府 27 1 0 0 0 0.00%
27 大阪府 44 0 0 0 0 0.00%
28 兵庫県 42 0 0 0 0 0.00%
29 奈良県 33 7 0 0 0 0.00%
30 和歌山県 31 3 0 0 0 0.00%
31 鳥取県 20 0 0 0 0 0.00%
32 島根県 19 1 0 0 0 0.00%
33 岡山県 27 0 0 0 0 0.00%
34 広島県 24 1 0 0 0 0.00%
35 山口県 19 0 0 0 0 0.00%
36 徳島県 22 1 0 0 0 0.00%
37 香川県 18 0 0 0 0 0.00%
38 愛媛県 21 4 0 0 0 0.00%
39 高知県 31 1 0 0 0 0.00%
40 福岡県 60 2 0 0 0 0.00%
41 佐賀県 21 0 0 0 0 0.00%
42 長崎県 22 0 0 0 0 0.00%
43 熊本県 41 3 0 0 0 0.00%
44 大分県 19 2 0 0 0 0.00%
45 宮崎県 27 1 0 0 0 0.00%
46 鹿児島県 44 0 0 0 0 0.00%
47 沖縄県 32 0 0 0 0 0.00%
合計 1740 81 0 1 1 0.06%

前回調査からの動き

  • 2023年4月21日(金)時点の全国の新規陽性者数は10,133人でした[2]
  • 内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室から2023年4月27日(木)付けで「基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限、 業種別ガイドライン等の取組の廃止に当たっての留意事項について」[3]という通知が出されました。5月8日で基本的対処方針が廃止になるため、それに基づくイベントの開催制限、施設の使用制限、 業種別ガイドラインも廃止になります。
  • 日本図書館協会では、2023年4月28日(金)付けで「図書館における新型コロナウイルス感染症の基本的感染対策における今後の考え方について」を公表し、ガイドラインの廃止の周知と、今後の感染症対策の考え方を公表しています。
  • 2023年2月10日(金)付けで厚生労働省から「令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について」が公表されています。2023年3月13日(月)以降、マスクの着用は個人の判断に委ねるとしています。この通知を受け、図書館では感染症対策のお知らせにマスクは個人の判断でと追記する図書館が見受けられました。
  • 2020年2月28日から毎週継続して行われていた国公立大学図書館の動向調査は2023年3月25日(土)の調査で定期的な調査を終了しました。調査結果はcovid-19 surveyのページで見られます。

各図書館の状況・取り組み

感染症対策

  • 大田市立図書館(群馬県)では、2023年1月10日(火)から平日の開館時間を短縮するそうです。
  • 横須賀市立図書館(神奈川県)は2022年11月28日(月)付けで、感染症対策として水栓の自動化を実施したことをお知らせしています。

非接触・非対面のサービス

  • 富岡市立図書館(群馬県)では、貸出カードのバーコードをスマートフォンなどに表示することができるようになりました。マイページ内の機能です。
  • 富士見市立図書館(埼玉県)では、2022年10月1日(土)よりZoomによる対面朗読を開始しました。
  • 富士宮市立図書館(静岡県)2023年2月16日(木)付けのお知らせで「スマートフォンやマイナンバーカードで貸し出しができるようになりました」としています。
  • 高山市図書館(岐阜県)のお知らせによると、2023年1月11日(水)から岐阜県図書館の利用者登録がオンラインでできるようになりました。
  • 神戸市立図書館(兵庫県)では、2023年1月31日(火)以降スマートフォン版図書館カードを使えるようになりました。また、マイナンバーを図書館カードにできるようになりました。
  • 萩市立萩図書館(山口県)では、マイページにログインするとバーコードが表示でき、スマートフォンが貸出カードになりますと案内しています。
  • 大分県立図書館では、2023年2月8日(水)からMyライブラリにスマートフォンでアクセスすると資料利用券のバーコードを表示でき、貸出券として利用できます。

宅配

  • 遠軽町立図書館 (北海道)では、新型コロナウイルス感染症の陽性者で保健所の指示により自宅療養となった方のいる世帯で、濃厚接触者が外出し、図書館へ行くことが困難な遠軽地域の方を対象に、図書の宅配や回収を行っています。

制限緩和

  • 森町図書館(北海道)では、2023年1月に「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の一部を改訂しました。入館者名簿への記入が不要になりました。
  • 山田町立図書館(岩手県)では、2022年12月1日(木)より、これまで短縮していた開館時間(18:00まで)を19:00までに変更しました。
  • 仙台市民図書館(宮城県)では、2023年2月25日(土)付けのお知らせで制限を緩和し座席数を増やしたとあります。
  • 大河原町駅前図書室(宮城県)は、2023年2月23日(木)のお知らせで貸出冊数を10冊2週間に戻したと告知しています。
  • 高根沢町図書館(栃木県)では、2022年11月20日(日)付けお知らせにて、中央館の学習室利用時間の変更を告知しています。
  • 郡上市図書館(岐阜県)は、2023年1月11日(水)より日本図書館協会のガイドライン訂正等に伴い座席の制限やフロアマーカーをやめるなどの緩和を行っています。
  • 七宗町図書室(岐阜県)では、2023年2月2日(水)に国の新型コロナウイルス感染症予防対策が緩和されたことに伴い、人数制限を解除しました。
  • 島田市立図書館(静岡県)では、2023年3月1日(水)から制限を緩和します。おはなし会参加者の名簿記入を中止します。
  • 扶桑町図書館(愛知県)では、2023年2月9日(木)から図書館の利用制限を緩和(解除)しました。
  • 川上村立図書館(奈良県)では、感染拡大防止のため、特別貸出を継続してきましたが、2023年3月1日(水)より通常貸出に戻ります。
  • 奈良市立図書館(奈良県)は、2023年2月22日(水)の発表によると、座席の間引きをやめ、おはなし会の人数制限もやめるとしています。
  • 鳥取県立図書館では、2023年3月1日(水)に、託児サービス「託児で来(らい)ぶらり」を再開しました。
  • 恩納村文化情報センター(沖縄県)では、2023年4月1日(土)から感染症対策として増やしていた貸出点数・貸出期間を元に戻すとしています。

オリジナルコンテンツ・オンラインコンテンツ

  • 岐阜県図書館のYoutubeチャンネルでは、紺野美沙子名誉館長朗読会を配信しています。

電子図書館・電子書籍サービス

  • 旭川市立図書館(北海道)、2023年2月1日(水)より電子書籍サービスを開始しました。
  • 栗山町図書館(北海道)では、3月に電子図書館体験会を開催します。
  • 伊勢原市立図書館(神奈川県)では、2023年2月21日(火)、平塚信用金庫より電子書籍「ひらしん電子文庫」が寄贈されました。


  • 福島市立図書館(福島県)、2023年2月1日(水)から電子図書館がスタートしました。
  • 群馬県立図書館では、2023年1月12日(木)より「電子書籍サービス」を開始しました。
  • 前橋市立図書館(群馬県)では、2023年3月1日(水)から電子書籍サービスが始まりました。
  • 柏市立図書館(千葉県)では、2023年1月24日(火)から電子図書館サービスを始めました。
  • 立川市図書館(東京都)では、2022年12月28日(水)にたちかわ電子図書館に子ども・児童向けの「谷重治文庫」がオープンしました。
  • 京都市図書館(京都府)2023年2月10日(金)から「電子書籍サービス」が始まりました。
  • 加西市立図書館(兵庫県)では、2023年3月1日(水)付けのおしらせで「スマート図書館サービスを開始します」として、電子図書館サービス、LINE連携、利用登録の電子申請受付を開始しました。
  • 久山町民図書館(福岡県)では2023年2月1日(水)から電子図書館がオープンしました。
  • 宮古島市立図書館(沖縄県)では2022年12月16日(金)から電子図書館がスタートしました。

情報発信

  • 尼崎市立図書館(兵庫県)では、2023年2月15日付で図書館公式アプリ、LINE、メールマガジンを開始しました。
  • 豊明市立図書館(愛知県)は2023年12月末まで実施していたクラウドファンディング「南部(前後駅前)公民館図書室の本を充実させたい」のお礼とご報告をしています。

SNS

  • 御前崎市立図書館(静岡県)2023年4月1日(土)御前崎市公式LINEで図書館の情報を受け取ろうという呼びかけをしています。

デジタルアーカイブ

なし

WiFi

  • 裾野市立鈴木図書館(静岡県)は、2023年4月4日(火)鈴木図書館と東西公民館でWiFi が利用できるようになりました。
  • 八幡浜市立図書館(愛媛県)2023年3月28日(火)WiFiが利用できるようになりました。

台風の影響

なし

saveMLAK報告会

]を開催します。

次回調査予定

次回の公共図書館調査は未定です。

調査データの公開