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== 前回からの動き ==
 
== 前回からの動き ==
  
* 2020年10月8日、図書館総合展運営委員会の主催で、図書館総合展のプレイベントとして[https://web.archive.org/web/20210201141548/https://www.libraryfair.jp/news/9563 「魅せる」オンライン図書館見学会の作り方 ~専門図書館編~」]が開催されました。
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* 専門図書館協議会では、2021年度全国研究集会[https://web.archive.org/web/20211001141603/https://jsla.or.jp/old_national_research_meeting/]を2021年6月8日(火)・6月9日(水)に初めてオンライン開催しました。
 
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* また、専門図書館協議会では専門図書館の初任者向けに連続講座「教育プログラム」[https://web.archive.org/web/20211001141943/https://jsla.or.jp/2021-10-28-online-meeting/]をオンライン開催しています。この連続講座は10月28日で第5回を迎えます。
* 図書館総合展で専門図書館がオンラインの図書館見学[https://web.archive.org/web/20210201141738/https://2020.libraryfair.jp/forum/2020/f060 「専門図書館をのぞいてみよう ヴァーチャル図書館見学〜港区図書館グループを中心に」]を実施しました。動画の閲覧は2020年12月まででした。
 
 
 
* 2020年12月18日、2020年第22回図書館総合展_ONLINE「ポスターセッション」「図書館見学会_ONLINE」の受賞者が発表され、[https://web.archive.org/web/20210201142047/https://2020.libraryfair.jp/news/2020-12-18-0 オンライン見学会「専門図書館をのぞいてみよう」]が1位となりました。
 
 
 
* 2021年01月28日、カレントアウェアネス-Eに第9回情報ナビゲーター交流会の開催報告[https://current.ndl.go.jp/e2349 「専門図書館と公共図書館の連携はなぜ進まないのか」]が掲載されました。
 
 
 
* 神奈川県資料室研究会では、12月例会として2020年12月18日(金)に[https://web.archive.org/web/20210201133744/https://ncsaas.cu-mo.jp/shinshiken/htdocs/index.php?key=jop67ymrd-359 グループディスカッション・図書室・資料室のコロナ対策]を開催しました。
 
 
 
* ・東京国立近代美術館工芸館が石川県金沢市に移転し、「国立工芸館」(通称)として2020年10月開館したことに伴い、[https://web.archive.org/web/20210201134227/https://www.momat.go.jp/cg/visit/library/ アートライブラリ]も移転先でサービスを再開。
 
  
 
== COVID-19対応としての取り組み ==
 
== COVID-19対応としての取り組み ==

2021年10月1日 (金) 23:42時点における版

【休館している専門図書館は159館に。サービスをデジタルシフトする傾向が見られる】

全国にある専門的な情報を提供する専門図書館の数は千とも二千ともいわれています。 COVID-19の影響は、これら専門図書館にも及び、研究者や市民にとっての情報のインフラとして専門的な情報を得ることが難しくなっています。 研究機関や各種団体等に設置された専門図書館の動向を把握するため、2021年9月25日(土)から9月27日(月)にかけて第4回調査を行いました。 saveMLAKの公共図書館の動向調査の手法を参考に、864館(前回調査839館から25館増加)の専門図書館を対象に調査したところ、休館している図書館は159館でした。


調査の概要

調査回数
5回目
調査期間
2021年9月25日(土)~9月27日(月)の3日間
調査方法
ウェブサイトの公開情報を集約(目視)
調査対象
全国の専門図書館、864館
調査主体
調査参加者12人(専門図書館に携わる関係者を中心にした有志)
調査条件
  • 調査対象には、図書館と図書室が含まれますが、この調査では以後図書館と表現します。
  • 調査対象は、主として、以下の誰でも利用できる”公開型”の専門図書館を対象としました。
    • カーリルの図書館データベースに掲載された専門図書館
    • 『専門情報機関総覧2018』に掲載されている専門図書館を抜粋
    • その他、調査中に存在が確認できた専門図書館
  • 調査開始から終了までの期間で状況は刻々と変化しており、各館の状況については調査時のものです。
  • 「情報掲載」について
    • 「ウェブサイトで図書館の情報が確認できたものは「○」、確認できなかったものは「×」としました。
  • 「開館状況」について
    • 外部(組織外)利用者に対して「来館利用が可能」または「来館利用は不可だがOPAC以外のなんらかの遠隔サービスが利用可能と明示されているもの」を「○」としました。
    • 外部(組織外)利用者に対して「来館利用不可」かつ「OPAC以外の利用できるサービスが一つも明示されていないもの」を「×」としました。
    • 「情報掲載」が「×」で開館状況も判断がつかないものは「-」としました。
    • 調査の根拠となった図書館やその親組織のウェブページのうち、可能なものは「Internet Archive」または「archive.today」に保存し、調査時点のページを閲覧可能にしています。

調査結果

調査対象のうち、ウェブサイトに情報が掲載されている図書館が740館(85.6%)、掲載されていない図書館が124館(14.4%)ありました。情報がない図書館のうち、13館は廃止されていました。 情報のあった740館のうち、9月27日時点で休館している図書館は159館(21.5%)、開館している図書館は558館(75.4%)、残り23館(3.1%)は状況を確認できませんでした。なお、休館している図書館の内COVID-19以外の理由での休館が17館ありました。施設改修が7、移転・新館準備が3、災害が1、不明が4、その他が2館ありました。 2020年から休館している図書館は10館ありました。 2021年8月から9月に休館した図書館は65館でした。第5波の影響による休館と思われます。 前回の調査と比較して、休館している図書館が増加しました。オンラインコンテンツを公開する機関も引き続き増えています。デジタルシフトを進める図書館の活動が見えてきました。 一方で、ウェブサイトに開館状況が明記されていないなど、状況が確認できない図書館が引き続く多くありました。 利用にあたっては、予約制での入館をお願いしている図書館が目立ちました。


<参考>前回調査との比較
前回:休館 前回:開館 前回:不明 前回:(非対象) 前回:総計
今回:休館 66 62 14 1 143
今回:開館 31 503 37 1 572
今回:廃止 1 1 3 5
今回:不明 7 16 96 119
今回:総計 105 582 150 2 839

前回からの動き

  • 専門図書館協議会では、2021年度全国研究集会[1]を2021年6月8日(火)・6月9日(水)に初めてオンライン開催しました。
  • また、専門図書館協議会では専門図書館の初任者向けに連続講座「教育プログラム」[2]をオンライン開催しています。この連続講座は10月28日で第5回を迎えます。

COVID-19対応としての取り組み

  • 厚岸町太田屯田開拓記念館(北海道)、「収蔵資料を調べる」というタイトルでウェブサイトに10個の分類で、収蔵品をたどっていけるアーカイブを公開しています。
  • 木材・合板博物館(東京都)では、オンライン館内見学を始めました。一般社団法人VR革新機構様ご協力の下、3D+VRビューでの見学が可能とのことです。
  • 東京大学地震研究所図書室では、2021年1月6-19日にオンライン開催した地震研究所一般公開〈バーチャル展示〉にて図書室所蔵資料も展示しているそうです。
  • 航空図書館(東京都)では、航空図書館に旅客機シートを設置しています。
  • 公益財団法人大倉精神文化研究所では、YouTubeチャンネルを公開し、オンライン図書館見学の動画が見られます。

調査データの公開

調査データは、ライセンスをCC-0として公開します。