「saveMLAK:プレス/20200516」の版間の差分

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(「開館状況」を追記)
(「緊急事態宣言以後の新しいサービス」を追記)
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* 休館している図書館数は基礎自治体で1138館(休館率約69%)、都道府県で26館(休館率55%)となりました。全体では前回調査の92%から69%とサービス再開の動きがあります。
 
* 休館している図書館数は基礎自治体で1138館(休館率約69%)、都道府県で26館(休館率55%)となりました。全体では前回調査の92%から69%とサービス再開の動きがあります。
 
* 開館している532館のうち、閲覧席の利用を制限している図書館は196館ありました。
 
* 開館している532館のうち、閲覧席の利用を制限している図書館は196館ありました。
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* 開館している図書館で、来館者に入館記録を求めている図書館は32館ありました。
 
* 開館している図書館で、来館者に入館記録を求めている図書館は32館ありました。
  
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== 緊急事態宣言以後の新しいサービス ==
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=== ドライブスルー貸出 ===
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ドライブスルー形式での貸出を実施する図書館は、6館ありました。
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[https://web.archive.org/web/20200513041339/http://www.josolib.jp/news/post-31.html 常総市立図書館(茨城県)]では、休校中の小中学生を対象にドライブスルー貸出を実施しています。
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[https://web.archive.org/web/20200513045856/https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/toshokan/kaikankyuukan/yoyakutoshodoraibusuru.html 宇部市立図書館(山口県)]では、利用者同士の接触感染を避けるためドライブスルー方式での予約資料貸出を行っています。
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* 常総市(茨城県)
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** https://web.archive.org/web/20200513041339/http://www.josolib.jp/news/post-31.html
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*宇部市立図書館(山口県)
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** https://web.archive.org/web/20200513045856/https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/toshokan/kaikankyuukan/yoyakutoshodoraibusuru.html
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=== 宅配貸出 ===
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宅配や郵送などにより貸出するサービスをしている図書館は、75館ありました。サービス再開が進む中で、これらのサービスが定着して継続されるかは注目されます。
  
==コロナ後の新しいサービス==
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[https://web.archive.org/web/20200515122150/http://www.lib-eye.net/kamitonda/info_detail?id=185&page=1 上富田町立図書館(和歌山県)]では、子どもたちを対象にした児童書だけでなく、乳幼児を育児中の方に向けた本の宅配も行われています。
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[https://archive.vn/s7hkU 宮若市立図書館(福岡県)]では、外出自粛期間のおうち時間充実のためた本の配送を始めました。
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* 上富田町(和歌山県)
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** https://web.archive.org/web/20200515122150/http://www.lib-eye.net/kamitonda/info_detail?id=185&page=1 
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* 宮若市(福岡県)
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** https://archive.vn/s7hkU
  
 
==開館に向けた動き==
 
==開館に向けた動き==
 
  
 
== 調査結果: '''調査データの公開'''==
 
== 調査結果: '''調査データの公開'''==
 
* Excelデータ : [[:File:20200514_COVID-19_CC0.xlsx|休館状況等の調査結果(5月14日時点)]]
 
* Excelデータ : [[:File:20200514_COVID-19_CC0.xlsx|休館状況等の調査結果(5月14日時点)]]

2020年5月15日 (金) 23:05時点における版

【現在作成中】

感染症予防対策を講じながら、開館に向けての動きが活発化。

saveMLAKでは、COVID-19の影響による図書館の動向を迅速に把握するため、全国規模の網羅的な調査を実施しています。5月13日から5月14日にかけて実施した第5回目の調査結果を発表します。今回の調査では、サービス再開に伴う感染症対策の状況に重点をおいて調査しました。

調査の概要

調査日時
2020年5月13日(火)9時~2020年5月14日(水)22 時(約37 時間)
調査方法
ウェブサイトの公開情報を集約(目視)
調査対象
全国の公共図書館・公民館図書室等、1696館(前回1692館)
調査主体
saveMLAK COVID-19libdataチーム 調査参加者38人 (有志)
調査条件
  • 全国地方公共団体コード(令和元年5月1日現在)を使用しました
  • 図書館法に基づく図書館以外に、公民館図書室についても調査対象としました(図書館と表記した場合も図書室が含まれます)
  • 調査中にも随時新しい発表があるため、情報は確認時点のものです
  • この調査では便宜上、図書館の数を設置主体の自治体(基礎自治体と都道府県)ごとに1としています
  • 休館は、開架エリアへの利用者の進入を許可しているかどうかを基準としました
  • 休館スケジュールが中央館・本館、分館などによって異なる場合は、中央館・本館のスケジュールを優先しました
  • 多数の感染が確認されていない地域でウェブサイトに情報の記載がない場合は、通常開館と推定しました
  • 移転やシステム更新等、あらかじめ予定されていた休館については、開館として扱いました
  • 調査の根拠となった図書館や自治体のウェブページのうち、可能なものはInternet Archiveに保存し、調査時点のページを閲覧可能にしています
  • 社会情勢の変化を踏まえ、継続的に調査します(今後の活動はsaveMLAKのウェブサイトに掲載)


開館状況

図1. 図書館の休館率(都道府県別、2020年05月14日時点)


  • 休館している図書館数は基礎自治体で1138館(休館率約69%)、都道府県で26館(休館率55%)となりました。全体では前回調査の92%から69%とサービス再開の動きがあります。
  • 開館している532館のうち、閲覧席の利用を制限している図書館は196館ありました。
  • 閉館中でも予約受取を実施する図書館は263館ありました。
  • 開館している図書館で、来館者に入館記録を求めている図書館は32館ありました。

緊急事態宣言以後の新しいサービス

ドライブスルー貸出

ドライブスルー形式での貸出を実施する図書館は、6館ありました。

常総市立図書館(茨城県)では、休校中の小中学生を対象にドライブスルー貸出を実施しています。

宇部市立図書館(山口県)では、利用者同士の接触感染を避けるためドライブスルー方式での予約資料貸出を行っています。

宅配貸出

宅配や郵送などにより貸出するサービスをしている図書館は、75館ありました。サービス再開が進む中で、これらのサービスが定着して継続されるかは注目されます。

上富田町立図書館(和歌山県)では、子どもたちを対象にした児童書だけでなく、乳幼児を育児中の方に向けた本の宅配も行われています。 宮若市立図書館(福岡県)では、外出自粛期間のおうち時間充実のためた本の配送を始めました。

開館に向けた動き

調査結果: 調査データの公開