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{{DISPLAYTITLE:COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/05/6)について}}
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{{DISPLAYTITLE:COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/05/06)について}}
【現在、準備中】
   
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<center><u>'''5月8日までに245館が開館予定。今後の開館状況は地域によって大きな差。'''</u></center>
 
<center><u>'''5月8日までに245館が開館予定。今後の開館状況は地域によって大きな差。'''</u></center>
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== 調査結果 :  '''開館状況'''==
 
== 調査結果 :  '''開館状況'''==
 
* 休館している図書館数は基礎自治体で1,508館(休館率約92%)、都道府県で45館(休館率96%)となりました。全体では前回調査の88%から92%とさらに増加しました。
 
* 休館している図書館数は基礎自治体で1,508館(休館率約92%)、都道府県で45館(休館率96%)となりました。全体では前回調査の88%から92%とさらに増加しました。
* ゴールデンウィーク開け(5月8日まで)に開館するとしている図書館は245館あります。ただし、検討中の図書館も多いとみられ、実際に開館する図書館はこれより減少する可能性があります。
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* ゴールデンウィーク明け(5月8日まで)に開館するとしている図書館は245館あります。ただし、検討中の図書館も多いとみられ、実際に開館する図書館はこれより減少する可能性があります。
 
* 鳥取県、岩手県、徳島県、島根県、鹿児島県、長崎県では40%以上の図書館が5月8日までに開館を予定しており、今後は地域によって開館状況に大きな差が出ると考えられます。
 
* 鳥取県、岩手県、徳島県、島根県、鹿児島県、長崎県では40%以上の図書館が5月8日までに開館を予定しており、今後は地域によって開館状況に大きな差が出ると考えられます。
 
* 一方で、休館を延長した図書館では、休館終了日を未定とする館が増加しました。緊急事態宣言の延長に伴い、期間を「未定」に変更した図書館は126館ありました。開館日を未定とする図書館は全体で336館あり、前回調査の213館から増加しています。
 
* 一方で、休館を延長した図書館では、休館終了日を未定とする館が増加しました。緊急事態宣言の延長に伴い、期間を「未定」に変更した図書館は126館ありました。開館日を未定とする図書館は全体で336館あり、前回調査の213館から増加しています。
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** https://web.archive.org/web/20200506060643/http://www.lib.pref.toyama.jp/
 
** https://web.archive.org/web/20200506060643/http://www.lib.pref.toyama.jp/
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== 調査結果: '''休業要請の状況'''==
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 緊急事態宣言が延長されたことをうけて、各都道府県から発出されていた図書館に対する休業要請についても、以下のとおり維持や緩和の動きがみられました。
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=== どのように伝えているか ===
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* 特定警戒都道府県に指定された13都道府県と、栃木・群馬・福島・奈良・沖縄の5県の、あわせて18県が延長。
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* 16県が、5月6日前後で解除。
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* 残り13県は、休業要請を出していないか、図書館に対しては対象外。
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 延長の期間は、宣言の期限である5月31日までが多かったですが、2週間程度とした道県もありました。また独自に検討したうえで早期解除することを表明している府県もあり、政府の対処方針(5月4日変更「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」)に示されているとおり、「地域におけるまん延状況等に応じて、各都道府県知事が適切に判断」がこれからなされていくものと思われます。また、同方針において、特に特定警戒都道府県に対して「例えば、博物館、美術館又は図書館等については、必要に応じて入場者等を制限することなどにより、人と人との接触機会を低減しつつ、感染防止対策等を講じることを前提に、開放することが考えられる。」とされていますが、調査時点では解除した都道府県はありませんでした。これも、今後対応が変化していくものと思われます。
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== 調査結果: '''休業要請の影響'''==
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 解除の16県のうち、7県は全施設に対する休業要請を解除であり、9県は図書館を含む一部施設についての解除でした。
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 各都道府県の方針決定と公開は、5日から6日午後にかけて行われており、本調査をしているあいだにも情報が更新されていくケースがしばしばありました。各図書館の対応は、この休業要請以前から、休館やその期間の延長を決めているところが多くありましたが、これも今後変化していくものと思われます。
    
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== サービス再開に向けて ==
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 5月4日に改定された政府の基本的対処方針では、業種や施設の種別ごとにガイドラインを作成することが示されていますが、現在のところ図書館共通のガイドラインはありません。そのため、今後開館する図書館においては、それぞれの判断で対策が講じられることになります。しかし安心だけではなく、科学的なエビデンスをもって利用者だけではなく働く人の安全を確保するための体制には課題があります。
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 saveMLAKでは、海外での事例を紹介するため、IFLA(国際図書館連盟)が作成したCOVID-19 and the Global Library Field(日本語タイトル:コロナウイルスの感染拡大への対応における図書館のための重要な情報源)を日本語に翻訳しました。[[COVID-19]] のページから見ることができます。
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 また、saveMLAKの次回調査においては、開館時の感染予防対策についての事例の収集及び統計を予定しています。
    
== 調査結果: '''調査データの公開'''==
 
== 調査結果: '''調査データの公開'''==

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