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*新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館せざるを得ませんでした。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていくための論点を整理しました。ぜひ、私たちと共に悩み、共に考え、共に行動していきませんか。あなたの声を待っています。
 
*新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館せざるを得ませんでした。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていくための論点を整理しました。ぜひ、私たちと共に悩み、共に考え、共に行動していきませんか。あなたの声を待っています。
  
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# 今回、知的インフラを支えるMLAK機関の多くが、施設としての休館を余儀なくされました。その状況がまだ続いている機関もありますし、今後についても予断を許しません。この実態を把握するため、saveMLAKでは公共図書館の施設としての休館状況やオンラインや配送でのサービス状況等の調査を継続的に行っています。
 
# 今回、知的インフラを支えるMLAK機関の多くが、施設としての休館を余儀なくされました。その状況がまだ続いている機関もありますし、今後についても予断を許しません。この実態を把握するため、saveMLAKでは公共図書館の施設としての休館状況やオンラインや配送でのサービス状況等の調査を継続的に行っています。

2020年5月23日 (土) 17:51時点における版

プロフィール

等をしています。 saveMLAKにはあくまで個人の立場で参画しています。Twitterでも、どこでも、たいがいは「arg」です。

文庫

saveMLAK関連の文書草稿の置き場。

メッセージ(仮題/草稿)

※本文書について: 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてsaveMLAKとして発表する文章のたたきです(2020年4月23日(木)に開催された第109回saveMLAK Meet Upでの議論を踏まえています)。現段階における文責は岡本真個人にありますが、あくまでたたきとして書き留めたものであることをご理解ください。本文書を改善していく提案を歓迎します。提案はできる限り具体的な形でお願いします。文章全体への印象といった批評には対応できないと思います。 なお、文章を形にしていく議論はどこでやるか、悩み中。Twitterでは厳しいと思っています。 参考:https://togetter.com/li/1500193


タイトル

  • 災害時の知的インフラ共創宣言-さまざまな災害に向き合うために
  • 知的インフラを共に創り、共に守るために-さまざまな災害に向き合うための覚え書き
  • 共に創り護る知的インフラのために-知的インフラが災害に向き合うための覚え書き
  • 感染症による災害発生時に知的インフラの保障を図るために-文化機関の段階的な再開に向けてのメッセージ


前文

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館せざるを得ませんでした。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていくための論点を整理しました。ぜひ、私たちと共に悩み、共に考え、共に行動していきませんか。あなたの声を待っています。

論点整理(本文)

  1. 今回、知的インフラを支えるMLAK機関の多くが、施設としての休館を余儀なくされました。その状況がまだ続いている機関もありますし、今後についても予断を許しません。この実態を把握するため、saveMLAKでは公共図書館の施設としての休館状況やオンラインや配送でのサービス状況等の調査を継続的に行っています。
  2. 感染が拡大する状況にある場合、施設としての休館は致し方ないでしょう。公衆衛生の観点からは、訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安全が当然第一です。
  3. ただし、MLAK機関の利用者・提供者はともに現状のままでいいわけではありません。現実的に次のような課題が出ています。
    1. 研究活動の停滞・科学政策への影響:資料のデジタル化が進んでいない人文・社会科学系の分野で調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、感染症対策の観点からも非常に重大な損失です。
    2. 将来世代の人生への影響:MALK機関が所蔵する資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できなくないことは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。
    3. 市民の知的インフラの欠如:知識・情報にアクセスできるMALK機関が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活においても弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館の役割は大きなものです。
  4. このような考えから、感染症拡大に歯止めがかかってくる段階においては、これらのMLAK機関の段階的な再開を図る必要があると考えます。もちろん、決してMLAK機関を優先的・特権的に位置づけるわけではなく、再開の段取りは公衆衛生の観点を第一義にして科学的かつ客観的な基準に則って判断されることです。
  5. 同時に情報・知識のデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化をさらに推進していくことが必要です。知的インフラのより一層の充実には、情報・知識やMLAK機関の利用者・提供者・生産者の一体となった取り組みが効果をもたらします。充実した知的インフラの存在は、感染症に限らず、私たちの社会を脅かすさまざまな災害が発生した際に、必ず役立ちます。

この呼びかけにご賛同いただける方はご署名のうえ、この呼びかけを広く伝えていく取り組みにご参画ください。

署名欄

検討メモ

  • 多くの文化施設が影響を受けているが、その影響は将来の潜在的利用者にも及んでいること。
  • 未来に向けて記録することを忘れないこと。
  • 館種や地域を超えた協働が必要となっていること。
  • 連携・協働の前提となる標準化を推進する必要があること。
  • COVID-19への対応は長期化するということ。
  • 特に経済的な影響に備える必要があること。
  • そして、デジタル化などの推進はよりさらに長期的な取り組みとなること。
  • 目の前の課題だけではなく、長期的な視点と、ゆとりを確保すること。

こういうとき、文化機関は、過去を振り返り、未来のことを考える。ということ。


  • 科学に基づく政策
  • 教育の権利、後の世代への責任
  • 知的インフラ
  • 分断回避
  • 緩やかな社会
  • 本を送りません宣言 https://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks
  • ≠図書館原理主義
  • ≠Isolation(分断)/=Collaboration(相互協力)&Information (透明性のある科学的な情報)
  • オープンガバメント思考
  • 段階的復帰に向けた段取り