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27 バイト除去 、 2020年5月23日 (土) 17:56
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# 被害が拡大する状況にある場合、MLAK機関が施設として休館することは致し方ないでしょう。訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安心と安全が常に第一です。
 
# 被害が拡大する状況にある場合、MLAK機関が施設として休館することは致し方ないでしょう。訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安心と安全が常に第一です。
 
# ただし、MLAK機関の利用者・提供者はともに現状のままでいいわけではありません。現実的に次のような課題が出ています。
 
# ただし、MLAK機関の利用者・提供者はともに現状のままでいいわけではありません。現実的に次のような課題が出ています。
## '''研究活動の停滞・科学政策への影響''':資料のデジタル化が進んでいない人文・社会科学系の分野で調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、感染症対策の観点からも非常に重大な損失です。
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## '''研究活動の停滞・科学政策への影響''':資料のデジタル化が進んでいない人文・社会科学系の分野で調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、被害への対策や回復の観点からも非常に重大な損失です。
 
## '''将来世代の人生への影響''':MALK機関が所蔵する資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できなくないことは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。
 
## '''将来世代の人生への影響''':MALK機関が所蔵する資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できなくないことは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。
 
## '''市民の知的インフラの欠如''':知識・情報にアクセスできるMALK機関が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活においても弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館の役割は大きなものです。
 
## '''市民の知的インフラの欠如''':知識・情報にアクセスできるMALK機関が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活においても弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館の役割は大きなものです。
# このような考えから、感染症拡大に歯止めがかかってくる段階においては、これらのMLAK機関の段階的な再開を図る必要があると考えます。もちろん、決してMLAK機関を優先的・特権的に位置づけるわけではなく、再開の段取りは公衆衛生の観点を第一義にして科学的かつ客観的な基準に則って判断されることです。
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# このような考えから、被害拡大に歯止めがかかってくる段階においては、これらのMLAK機関の段階的な再開を図る必要があると考えます。もちろん、決してMLAK機関を優先的・特権的に位置づけるわけではなく、再開の是非や方法は科学的かつ客観的な基準に則って判断されることです。
 
# 同時に情報・知識のデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化をさらに推進していくことが必要です。知的インフラのより一層の充実には、情報・知識やMLAK機関の利用者・提供者・生産者の一体となった取り組みが効果をもたらします。充実した知的インフラの存在は、感染症に限らず、私たちの社会を脅かすさまざまな災害が発生した際に、必ず役立ちます。
 
# 同時に情報・知識のデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化をさらに推進していくことが必要です。知的インフラのより一層の充実には、情報・知識やMLAK機関の利用者・提供者・生産者の一体となった取り組みが効果をもたらします。充実した知的インフラの存在は、感染症に限らず、私たちの社会を脅かすさまざまな災害が発生した際に、必ず役立ちます。
  

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