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* [https://savemlak.jp/savemlak/index.php?title=%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:Arg&oldid=145699 草稿第1版] | * [https://savemlak.jp/savemlak/index.php?title=%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:Arg&oldid=145699 草稿第1版] | ||
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==== タイトル ==== | ==== タイトル ==== | ||
− | * | + | *[呼びかけ]「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」 |
==== 前文 ==== | ==== 前文 ==== | ||
− | * | + | *新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館することになりました。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていくための論点を整理しました。ぜひ、私たちと共に悩み、共に考え、共に行動していきませんか。 |
==== 論点整理(本文) ==== | ==== 論点整理(本文) ==== | ||
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# 被害が拡大する状況にある場合、MLAK機関が施設として休館することは致し方ないでしょう。訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安心と安全が常に第一です。 | # 被害が拡大する状況にある場合、MLAK機関が施設として休館することは致し方ないでしょう。訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安心と安全が常に第一です。 | ||
# ただし、誰にとってもこのままでいいわけではないでしょう。現実的に次のような課題が出ています。 | # ただし、誰にとってもこのままでいいわけではないでしょう。現実的に次のような課題が出ています。 | ||
− | ## '''研究活動の停滞・科学政策への影響''' | + | ## '''研究活動の停滞・科学政策への影響''':資料のデジタル化が進んでいない人文・社会科学系の分野で調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、被害への対策や回復の観点からも非常に重大な損失です。 |
− | ## '''将来世代の人生への影響''' | + | ## '''将来世代の人生への影響''':MALK機関が所蔵する資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できなくないことは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。 |
− | ## '''市民の知的インフラの欠如''' | + | ## '''市民の知的インフラの欠如''':知識・情報にアクセスできるMALK機関が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活においても弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館の役割は大きなものです。 |
− | # | + | # 以上の課題を解決していくためには、次の2つの観点からの対策が必要です。 |
− | ## ''' | + | ## '''来館利用の再開''':被害拡大に歯止めがかかってくる段階において、MLAK機関の施設としての再開を図りましょう。その際、利用者と提供者の安心と安全を第一とし、再開の是非や方法は科学的かつ客観的に判断していきましょう。 |
− | ## '''非来館利用の促進''' | + | ## '''非来館利用の促進''':同時に情報・知識のデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化をさらに推進していきましょう。MLAK機関を来館利用を前提とした制度設計から解き放ち、来館・非来館に関係なく、常に同等の利用が可能な機関へと進化させていきましょう。 |
− | # | + | # 来館・非来館の両面で、MLAK機関のような知的インフラを充実させていくために、情報・知識やMLAK機関の利用者・提供者・生産者が一体となって議論し行動していきましょう。充実した知的インフラを創りあげていくことは、さまざまな災害に対する私たちの社会の「しなやかな強さ」(レジリエンス)となってくるはずです。 |
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