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- 【COVID-19関連のお知らせ】(休館状況調査/ベストプラクティス共有/呼びかけ 「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」署名受付中)
利用者:Arg
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プロフィール
- 岡本真(おかもと・まこと)
- saveMLAKプロジェクトリーダー
- ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) 編集長
- アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)代表取締役/プロデューサー
等をしています。 saveMLAKにはあくまで個人の立場で参画しています。Twitterでも、どこでも、たいがいは「arg」です。
文庫
saveMLAK関連の文書草稿の置き場。
メッセージ(仮題/草稿)
※本文書について: 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてsaveMLAKとして発表する文章のたたきです(2020年4月23日(木)に開催された第109回saveMLAK Meet Upでの議論を踏まえています)。現段階における文責は岡本真個人にありますが、あくまでたたきとして書き留めたものであることをご理解ください。本文書を改善していく提案を歓迎します。提案はできる限り具体的な形でお願いします。文章全体への印象といった批評には対応できないと思います。 なお、文章を形にしていく議論はどこでやるか、悩み中。Twitterでは厳しいと思っています。 参考:https://togetter.com/li/1500193
タイトル
- 災害時の知的インフラ共創宣言-さまざまな災害に向き合うために
- 知的インフラを共に創り、共に守るために-さまざまな災害に向き合うための覚え書き
- 共に創り護る知的インフラのために-知的インフラが災害に向き合うための覚え書き
- 感染症による災害発生時に知的インフラの保障を図るために-文化機関の段階的な再開に向けてのメッセージ
前文
- 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館せざるを得ませんでした。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていきませんか。
本文
- 今回、知的インフラを支えるMLAK機関の多くが、施設としての休館を余儀なくされました。その状況がまだ続いている機関もありますし、今後についても予断を許しません。この実態を把握するため、saveMLAKでは公共図書館の施設としての休館状況やオンラインや配送でのサービス状況等の調査を継続的に行っています。
- 感染拡大を打開する絶対的な目途がない現状では、施設としての休館は致し方ないでしょう。公衆衛生の観点からは、訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安全が当然第一です。
- ただし、MLAK機関の利用者・提供者はともに現状のままでいいわけではありません。図書館を例に考えれば、現実的に次のような課題が出ています。
- 研究活動の停滞・科学政策への影響:資料のデジタル化が進んでいない人文・社会科学系の分野で調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、感染症対策の観点からも非常に重大な損失です。
- 将来世代の人生への影響:図書館資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できなくなることは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。
- 市民の知的インフラの欠如:知識・情報にアクセスできる公共図書館が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活においても弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館の役割は大きなものです。
- このような考えから、感染症拡大に歯止めがかかってくる段階においては、これまでに得られた知見と経験を踏まえて、これらの文化機関の段階的な再開を図る必要があると考えます(施設としての再開)。もちろん、決して文化機関を優先的・特権的に位置づけるわけではなく、再開の段取りは公衆衛生の観点を第一義にして科学的かつ客観的な基準に則って判断されることです。
- 同時に感染症対策以前に、社会の変化に応じた知的インフラ整備の一環としてデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化に情報・知識の生産者らと共に取り組むことが必要です。この取り組みは施設としての再開が困難な場合や仮に再開した後に再び休館せざるを得ない場合にも役立つことでしょう(デジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化の標準化)。
ぜひ、この取り組みにご賛同・ご参画ください。
署名欄
検討メモ
- 多くの文化施設が影響を受けているが、その影響は将来の潜在的利用者にも及んでいること。
- 未来に向けて記録することを忘れないこと。
- 館種や地域を超えた協働が必要となっていること。
- 連携・協働の前提となる標準化を推進する必要があること。
- COVID-19への対応は長期化するということ。
- 特に経済的な影響に備える必要があること。
- そして、デジタル化などの推進はよりさらに長期的な取り組みとなること。
- 目の前の課題だけではなく、長期的な視点と、ゆとりを確保すること。
こういうとき、文化機関は、過去を振り返り、未来のことを考える。ということ。
- 科学に基づく政策
- 教育の権利、後の世代への責任
- 知的インフラ
- 分断回避
- 緩やかな社会
- 本を送りません宣言 https://savemlak.jp/wiki/SendNoBooks
- ≠図書館原理主義
- ≠Isolation(分断)/=Collaboration(相互協力)&Information (透明性のある科学的な情報)
- オープンガバメント思考
- 段階的復帰に向けた段取り