COVID-19の影響による図書館の動向調査(2022/04/27)について

提供: saveMLAK
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【政府による制限が解除。COVID-19を理由とした休館は2館に】
saveMLAKでは、COVID-19の影響による図書館の動向を迅速に把握するため、全国規模の網羅的な調査を実施しています。
2022年4月22日(金)から4月27日(水)にかけて実施した第28回目の調査結果を発表します。
調査時点でまん延防止等重点措置や緊急事態宣言の対象となっている都道府県はありません[1]。一律の制限はなく、各地域の状況に応じ、各自治体や広域圏での対策が取られるようになりました。
COVID-19を理由とする休館は2館でした。

調査の概要[編集]

調査日時
2022年4月22日(金)10時から4月27日(水)24時まで 約134時間
調査方法
ウェブサイトの公開情報を集約(目視)
調査対象   全国の公共図書館・公民館図書室等、1737館(前回1737館)
調査主体   saveMLAK COVID-19libdataチーム 調査参加者13人(有志)
  • 全国地方公共団体コード(令和元年5月1日現在)を使用しました
  • 図書館法に基づく図書館以外に、公民館図書室についても調査対象としました(図書館と表記した場合も図書室が含まれます)
  • 調査中にも随時新しい発表があるため、情報は確認時点のものです
  • この調査では便宜上、図書館の数を設置主体の自治体(基礎自治体と都道府県)ごとに1としています
  • 休館は、開架エリアへの利用者の進入を許可しているかどうかを基準としました
  • 休館スケジュールが中央館・本館、分館などによって異なる場合は、中央館・本館のスケジュールを優先しました
  • 多数の感染が確認されていない地域でウェブサイトに情報の記載がない場合は、通常開館と推定しました
  • 移転やシステム更新等、あらかじめ予定されていた休館については、開館として扱いました
  • 調査の根拠となった図書館や自治体のウェブページのうち、可能なものはInternet ArchiveとArchive todayに保存し、調査時点のページを閲覧可能にしています
  • 社会情勢の変化を踏まえ、継続的に調査します(今後の活動はsaveMLAKのウェブサイトに掲載)
  • 調査データはプレスリリースの末尾にCC0で公開していますので、詳しく分析されたい方はデータを参照してください

開館状況[編集]

  • COVID-19の影響により休館している図書館は2館でした。
  • 災害等で休館している図書館は5館でした。
  • 入館記録を取っている図書館は252館となり、前回の274館から減少しました。
休館率全国地図(2022年04月27日時点)
都道府県コード 都道府県 合計 入館記録 COVID休館 災害休館 休館合計 休館率
01 北海道 180 27 0 0 0 0.00%
02 青森県 39 6 0 0 0 0.00%
03 岩手県 34 11 0 0 0 0.00%
04 宮城県 36 3 0 1 1 2.78%
05 秋田県 26 1 0 0 0 0.00%
06 山形県 36 10 0 0 0 0.00%
07 福島県 58 4 1 4 5 8.62%
08 茨城県 45 11 0 0 0 0.00%
09 栃木県 26 4 0 0 0 0.00%
10 群馬県 36 4 0 0 0 0.00%
11 埼玉県 64 18 0 0 0 0.00%
12 千葉県 55 26 0 0 0 0.00%
13 東京都 61 5 0 0 0 0.00%
14 神奈川県 34 3 0 0 0 0.00%
15 新潟県 31 6 0 0 0 0.00%
16 富山県 16 0 0 0 0 0.00%
17 石川県 20 1 0 0 0 0.00%
18 福井県 18 4 0 0 0 0.00%
19 山梨県 25 7 0 0 0 0.00%
20 長野県 72 8 0 0 0 0.00%
21 岐阜県 43 14 0 0 0 0.00%
22 静岡県 36 3 0 0 0 0.00%
23 愛知県 55 8 0 0 0 0.00%
24 三重県 29 3 0 0 0 0.00%
25 滋賀県 20 1 0 0 0 0.00%
26 京都府 27 4 0 0 0 0.00%
27 大阪府 44 9 0 0 0 0.00%
28 兵庫県 42 7 0 0 0 0.00%
29 奈良県 33 5 0 0 0 0.00%
30 和歌山県 30 4 0 0 0 0.00%
31 鳥取県 20 1 0 0 0 0.00%
32 島根県 19 1 0 0 0 0.00%
33 岡山県 27 2 0 0 0 0.00%
34 広島県 24 0 0 0 0 0.00%
35 山口県 19 1 0 0 0 0.00%
36 徳島県 22 3 0 0 0 0.00%
37 香川県 18 1 0 0 0 0.00%
38 愛媛県 21 5 0 0 0 0.00%
39 高知県 30 1 0 0 0 0.00%
40 福岡県 60 8 0 0 0 0.00%
41 佐賀県 21 0 0 0 0 0.00%
42 長崎県 22 0 0 0 0 0.00%
43 熊本県 41 8 0 0 0 0.00%
44 大分県 19 1 0 0 0 0.00%
45 宮崎県 27 3 1 0 1 3.70%
46 鹿児島県 44 0 0 0 0 0.00%
47 沖縄県 32 0 0 0 0 0.00%
合計 1737 252 2 5 7 0.40%

前回調査からの動き[編集]

  • 2022年3月16日(水)23時36分頃、福島県沖で地震[2]が発生しました。国立国会図書館 カレントアウェアネス-Rに、この地震の影響をまとめた記事が掲載されています。
  • 2022年3月22日(火)経済産業省より、東京電力管内における節電の呼びかけ【需給ひっ迫警報】[3]が出ています。
  • 2022年3月12日(土)三田図書館・情報学会月例会第137回『公立図書館における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応』国立国会図書館調査研究報告にて、saveMLAK調査への言及がありました。

2022年3月福島県沖地震関連の情報[編集]

2022年3月16日(水)の福島県沖地震について、ウェブサイト上で確認できたものを紹介します。
saveMLAKのウェブサイトにも【2022年3月福島県沖地震】のページを新設しました。
追加情報を求めています。
  • 宮城県図書館は2022年3月17日(木)から3月25日(金)まで臨時休館していました。
  • 角田市図書館(宮城県)は臨時休館していましたが、2022年4月12日(火)から本館児童書コーナーを除き再開しました。 
  • 東松島市図書館(宮城県)は、地震の建物被害等により、当面の間臨時休館としています。同ページカレンダーは通常開館を示していますが、本調査では休館として取り扱います。被害状況の写真をウェブサイトに掲載しています。
  • 利府町文化交流センター(宮城県)は地震の影響により2022年3月17日(木)を臨時休館としました。現在は開館しています。
  • 福島県立図書館は2021年及び2022年3月の地震の影響により、2022年5月9日(月)から7月7日(木)まで工事のため休館します。
  • 郡山市立図書館(福島県)は、2022年4月からの全面開館を予定していましたが、2022年3月の地震により追加の復旧修繕を行うため、段階的な開館に変更しました。
  • 相馬市立図書館(福島県)は、福島県沖地震により、書架(本棚)の転倒による破損など大きな被害を受けたため、当面の間、臨時休館しています。
  • 成田市立図書館(千葉県)では、2022年3月16日(水)の福島県沖地震による電力ひっ迫に応じた節電対応として、空調はなるべく使用せずに開館すること、本館2階通路の電気を消灯するとしました。

各図書館の状況・取り組み[編集]

感染症対策[編集]

  • 横浜市立図書館(神奈川県)は2022年4月1日(金)から貸出可能冊数を6冊から10冊に変更しました。
  • 富士吉田市立図書館(山梨県)では、毎日14時50分から10分間、全館を消毒しています。消毒作業にあたり利用者は一旦退館するようになります。
  • 愛知県図書館では、愛知県厳重警戒の間、貸出延長回数の制限をなくしました。また、開館時間中も入館しない方のみ返却ポストを利用できるようにしました。
  • 弥富市立図書館(愛知県)では、コロナ禍でも本ある暮らしをもっと楽しんでいただくためにと貸出点数を1人10点に増やしました。
  • 長久手市中央図書館(愛知県)では、新型コロナウイルスの影響により返却できない場合の対応について、個別に対応するとしています。
  • 伊方町立図書館(愛媛県)では、2022年4月14日から当面の間、県内の方のみ利用可能としています。

対策緩和・特例措置の終了[編集]

  • 秋田県立図書館は新型コロナウイルス感染症対策として実施していた入館時の受付を2022年3月末で終了しました。
  • 瑞浪市民図書館(岐阜県)は新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、貸出の上限冊数15冊・3週間としていましたが、2022年4月1日(金)より通常の上限冊数と期間(10冊・2週間)に戻しました。
  • 善通寺市立図書館(香川県)では2022年3月22日(火)から、まん延防止等重点措置の解除に伴い、館内での飲食が可能となりました。ただし黙食・飲食時以外はマスクを着用することとしています

非接触・非対面のサービス[編集]

  • 恵庭市立図書館(北海道)恵庭分館にて、無人開館を開始します。複合施設「えにあす」の開館時間中は、セルフ貸出機での貸出や資料の閲覧が可能です。
  • 那珂川町図書館(栃木県)では、2022年4月1日(金)から電話での資料予約受付を開始しました。
  • 燕市立図書館(新潟県)では、2022年4月1日(金)から電子図書館の利用登録を来館せずにオンラインでできるようになりました。
  • 大垣市図書館(岐阜県)では、2022年4月1日(金)から開催の所蔵品展「資料でたどる大垣城の歴史展」が、ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」で利用できるようになりました。
  • 大津市立図書館(滋賀県)では、図書館の利用者登録の電子申請サービスを開始しました。
  • 中津市立図書館(大分県)では2021年12月24日(金)から、市役所のウェブサイト経由で図書館カードの発行申請ができるようになりました。
  • 延岡市立図書館(宮崎県)も感染急増圏域の指定のため2022年4月24日(日)まで県内在住者に利用を限定していました。
  • 出水市立図書館(鹿児島県)では、新規感染者の継続的な発生により、当面の間利用人数の上限を設定することにりました。

感染者急増に伴う利用制限[編集]

  • 麻績村・おみ図書館(長野県)では、新型コロナウィルス感染症の新規感染者数の増加を受け、2022年4月20日(水)から4月30日(土)まで、開館時間を短縮していました。
  • 宮崎市図書館(宮崎県)では、感染急増圏域(赤圏域)指定の再延長を受け、2022年4月24日(日)まで、貸出・返却など業務を限定して開館してい

郵送・宅配貸出[編集]

  • 川崎市立図書館(神奈川県)2022年4月1日(金)から在勤・在学利用者も有料宅配サービスが利用可能になりました。
  • 池田町立図書館(福井県)では、つながる図書館「ぶっ来る」というネーミングで読書意欲、学習意欲がありながら、自宅待機・外出制限で家を出れない など自ら図書館へ来ることができない方に図書を配送するサービスをしています。
  • 武雄市図書館(佐賀県)、期間限定で行っていた図書宅配貸出サービス「おうちで図書館」を2022年4月から恒常的に実施するようになりました。妊娠・子育て中の方や高齢者を対象とし、登録を行うと図書館スタッフが自宅まで本を届けるサービスで、返却も可能です。
  • 出水市立図書館(鹿児島県)では、来館できない方に宅配を行う「本で見守り隊」というサービスを実施しています。

電子図書館・電子書籍サービス[編集]

  • 京都府立図書館、2022年4月30日(土)より、電子書籍・オーディオブックの利用開始
  • オーテピア高知図書館とオーテピア高知声と点字の図書館は共同で図書館等向けの電子雑誌閲覧サービス「Kono Libraries」(コノ ライブラリーズ)日本で初めて導入し、2022年4月1日(金)から利用開始

オンラインイベント[編集]

  • 多治見市図書館(岐阜県)ではオンライン講演会『ゼロからはじめる英語多読』を2022年6月26日(日)に開催します。

オンラインコンテンツ[編集]

  • 川崎市立図書館(神奈川県)は2022年4月25日(月)から小学校低学年向けの利用案内マンガを公開しました。

情報発信[編集]

  • 鎌倉市立図書館(神奈川県)は、まん延防止等重点措置解除による対応の変更について発信し、合わせてこれまでの更新記録を記載しています。
  • 秦野市立図書館(神奈川県)では、まん延防止等重点措置解除による対応緩和のお知らせについて、利用者への協力の呼びかけと合わせて発信しています。
  • 三浦市立図書館(神奈川県)では、感染症対策について表やイラストを活用し、わかりやすく情報発信をしています。
  • 富山市立図書館(富山県)では、現在の図書館サービスについて、簡潔でわかりやすく情報が整理されています。
  • 大津町立おおづ図書館(熊本県)では、「熊本地震から6年~あの日の記憶、あの日の記録~」と題し、熊本県の「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」でいただいたONE PIECE 100巻や、大津町に設置されたゾロ像の除幕式で使われたフラッグなどを展示しています。合わせて、当時の避難所に実際に貼られていた貼り紙や、当時発行された広報誌など地震に関する情報収集についても記載し、記憶を風化させないようにアーカイブの大切さを発信しています。

都道府県立図書館による域内図書館の動向まとめ[編集]

  • 北海道立図書館は2022年4月9日(土)時点で道内図書館の休館情報を更新しています。
  • 山形県立図書館は2022年4月2日(土)に(4月2日更新)県内公共図書館(室)の対応状況を更新しています。 

SNS[編集]

Wi-Fi[編集]

年次報告会開催[編集]

saveMLAKの2022年年次報告会を開催します。
2022年7月2日(土) 14:00- オンラインで開催予定です。

次回調査予定[編集]

  • 次回の公共図書館調査は2022年5月27日(金)から5月30日(月)です。

調査データの公開[編集]