震災訓練プログラムsaveMLAKメソッド/20121130

提供:saveMLAK
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「saveMLAK 大震災状況シミュレーション訓練プログラム」実施記録

※私立大学図書館協会東地区部会研究部研修委員会とタイアップして、 2012年度私立大学図書館協会東地区部会研究部研修会(「震災に学び、震災に備える」) の2日目にsaveMLAKメソッドを実施ました。

■開催日時

2012年11月30日(金)9:00-17:15 (事前準備 8:00-)

■開催場所

中央大学後楽園キャンパス3号館10階31008大会議室

■参加者

  • 78名(午前:1班8名(全10班) / 午後:1班6名(全13班))
    • 私立大学図書館協会東地区(関東から北海道まで)の大学図書館の図書館員
    • 1大学1名、2日間全講座の受講が原則

■司会/ナビゲーター他

  • 司会進行:1名(岡本真) 
  • 防災センター:1名(嶋田綾子) 
  • ナビゲーター:5名(江草由佳、小陳左和子、佐藤恵、渋田勝、八尋芙美子) 
  • 記録係:1名(川上努) 
  • 総括:1名(鈴木光(総務省消防庁防災図上訓練指導員、防災ファシリテーター))
  • ※その他、イベント主催者による運営者数名あり(参加者との連絡、受付、会場等を担当)

■配布資料/備品(受講者用)

<事前配布/午前用>

  • 1机分
    • 模造紙 4枚
    • 水性マジック 6色
    • 新聞紙 1日分(マジックの裏写り防止用)
    • 図書館案内図(A3)(メディア:saveMLAKメソッド20121130-図書館館内図.pdf) 1部
    • 机番号が書かれた三角注状のもの 1つ
    • 付箋(75mmx75mm) 2色 各4枚(事務用・派遣用の2色/役割を書いて名札に貼る)

<事前配布/午後用>

(追加用意)
  • 付箋(75mmx75mm) 1冊(ブレイン・ライティング・シート分類用)


■配布資料/備品(司会進行・ナビゲーター他用)


■ナビゲーターのみの備品

■司会進行・防災センターのみの備品

■プログラム実測時間

<事前準備>

08:00-09:15 事前準備/会場最終確認
09:15-09:30 スタッフ最終mtg
        ・最終版資料配布
        ・ナビゲーターの担当班決定
        ・班別アクション(封筒入り)配布

<プログラム開始>

09:30-09:35 挨拶(研修会事務局より)
09:35-09:55 オリエンテーション(司会)
        ・自己紹介・プログラム紹介
        ・プログラム前提条件紹介
        ・班内での役割決定
        ・ナビゲーター紹介
        ・YouTube再生(福島県いわき市の図書館の様子)(http://www.youtube.com/watch?v=Nx7_7X-zBiI)
        ・プログラム ルール説明
        ・班内での記録係任命(任命者:課長役 記録係:派遣役)
09:55-10:00 訓練開始準備
10:00-10:05 訓練開始
        [シナリオ通番0]
        ・緊急地震速報の音声の再生、YouTubeの再生
        [シナリオ通番1]
10:05-10:15 [シナリオ通番2]
        ・1stアクション配布
        ・(防災アナウンス(10:10)(本来10:20にアナウンス予定の内容))
10:15-10:40 [シナリオ通番3]
        ・2ndアクション配布
10:40-11:00 [シナリオ通番4]
        ・防災アナウンス
11:00-11:20 [シナリオ通番5]
        ・防災センターへ報告(記入)
11:20-11:40 [シナリオ通番6]
        ・3rdアクション配布
11:40-12:00 [シナリオ通番7]
        ・4thアクション配布
12:00-12:10 [シナリオ通番8]
12:10-12:20 [シナリオ通番9]
        ・(追加)模造紙へ記入する旨のアナウンス(司会)
        ・(追加)[シナリオ通番9]の防災センターアナウンス2回目(12:15)
12:20-12:30 [シナリオ通番10]
        ・講評1(総括)
        ・午後の内容紹介
        ・午前の成果物を全て机の上に置いておく旨のアナウンス
12:30-14:00 昼休憩
        ・どんぐり図書館の紹介およびボランティア募集案内(13:55-14:00)
14:00-14:25 講評
        ・講評2(ナビゲーター(震災経験者))
14:25-14:40 ナビゲーターから/総括
        ・ナビゲーターからの講評(気が付いたこと)
        ・午前の部総括(司会者)
14:40-14:45 質疑応答
14:45-14:55 振り返り
        ・振り返り方法説明
        ・ブレイン・ライティング・シート使用方法説明
14:55-15:15 ブレインライティングシート記入1
        ・シートへアイデア記入
15:15-15:25 ブレイン・ライティング・シート記入2
        ・シート内の各アイデア評価(★付け)
15:25-15:35 シートカット/分類
        ・シートをカットし、★の数毎に分類
15:35-15:55 グルーピング/ブレインストーミング
        ・★の数の多いものから順にグルーピング
        ・ブレインストーミング
15:55-16:05 グループ発表
        ・司会者によるインタビュー形式による発表(3班)
16:05-16:25 休憩
        ・図書館体操紹介
16:25-16:35 BCPとは
16:35-17:00 グループ討議
        ・どうすれば大学でBCPを策定できるか
        ・何を盛り込むのか
        ・大学図書館としてはどういう立場で関わるのか
17:00-17:05 グループ発表
        ・司会者によるインタビュー形式による発表(2班)
17:05-17:15 総まとめ
        ・震災文庫/みちのく震録伝webサイト紹介

■会場準備(プログラム開始前)

  • 机(受講者、司会者、防災センター)
  • 椅子(受講者、司会、防災センター)
  • 防災センター報告用パネル
  • 防災センター報告用パネルに報告記入用イーゼルパッドをあらかじめ貼っておく(各班2枚)
    • イーゼルパッドには、班番号(A~)をわかりやすい位置に記入しておく。
  • 配布資料/備品(受講者用)を各班の机に配布。
  • 椅子の配置は、できるだけ通路が確保できるよう配置。
  • マイク音量確認(特に、緊急地震速報チャイム音がマイクを通して会場内で聞こえるように)

■会場準備(プログラム実施中)

  • 「シナリオ通番9」の前に、2回目の報告記入用イーゼルパッドを追加して貼る
  • (昼休憩中)午前に使用した模造紙を回収、午後用の配布資料/備品を配布
  • 班番号プレートを午後用のものに差し替え。(机ごと)

■プログラム(シナリオ)関連メモ

  • BCPトレーニング 参加経験者4-5人
  • 震度6 経験者4-5人
  • 派遣職員はカウンター、他の職員は事務室もしくは館内のどこかにいる。(補足アナウンス)
  • プログラム冒頭の地震発生時には、ナビゲーターらが率先して机の下に隠れるなどする。
  • 10:10に「プログラム通番3」の防災センターアナウンスが行われた。
    • 記録係が、議事録係になっている班あり。模造紙には別の人が記入している。
  • 防災センターによるアナウンスは、毎回2回繰り返す。
  • 今回は、名札ホルダは研修事務局にて準備済み。(受講者、研修事務局、saveMLAKスタッフ毎に色分け)
  • プログラム中は、より臨場感を出すため会場の照明をできるだけ消灯したままにする。
    • ただし、実施会場の採光による。
  • 昼休憩後は、班分けが異なるため昼休憩中に午後の班に移動するようスライドをプロジェクターにて表示しておく。
  • 昼休憩中に、各班の午前の成果物をデジタルカメラにて撮影し記録として残す。
  • オリエンテーション中に、班内での役割を決定。
    • 課長をその場ですぐ決めさせ、課長以下は課長が任命。記録係は課長が任命。
  • ブレイン・ライティング・シートへの記入は、1人1色のマジックを使用する。(自分の書いたものがすぐわかる)

■受講者からの質問メモ(プログラム関連)

  • 記録の方法は?
→机の上にあるものを使って記録してください。
  • シナリオに記載のないことは?
→自分たちで想定してください。

■その他メモ(所感含む)

  • 使用する備品の状態を事前準備の段階で確認する。(マジックのインクなど)
  • 配布資料の新聞紙(1日分)は、模造紙に記入する際の裏写り防止用。
  • 実際の想定経過時間と同じ時間で進めてもよいかもしれない。
  • プログラム開始直後から受講者は、実際に地震が発生したかのように状況に入り込んでいる。
(こういう研修プログラムでは珍しい)
  • 防災センターからのアナウンスを少しボリュームを抑えて。定期的(10分間隔など)に流すとより
臨場感が出るのではないか。(江草より)
  • ナビゲーターにはできるだけ事前に、担当する班およびアクションパターンを連絡。
  • ナレーションシナリオにある「望ましい対応」を受講者に伝えるプログラム構成を検討。
受講者が今後、地震で震災対応を検討していく際の、目安の一つとしてもらうため。
  • 1F書庫の本棚の状況を受講者へより視覚的に伝える方法を検討。
  • 模造紙は各班5-8枚程度使用。(午前3-6枚、午後2枚)
模造紙の準備に余裕がない場合は、事前に使用できる枚数をアナウンスする。
  • プログラム中に行われる2回の防災センターへの報告は、決まった様式があってもよいかもしれない。
  • YouTubeの再生は全画面で実行。
  • 成果物の扱いを検討する必要あり。記録方法や保管またはその場で廃棄など。
今回は、デジタルカメラで撮影、研修会終了後廃棄。

■参考資料(事前に司会進行・ナビゲーター等の運営者のみ共有)

■参考資料

■前提(前日に以下の講演あり:各90分)

  • 「そのとき私たちができたこと ‐東北大学附属図書館が遭遇した東日本大震災」(配布資料
一橋大学 学術・図書部 学術情報課長
(前・東北大学附属図書館 情報サービス課長) 小陳 左和子氏
  • 「東日本大震災からの復旧過程で考えたこと、感じたこと -東北学院大学図書館の経験を基に」(スライド
東北学院大学中央図書館 佐藤 恵氏