「被災地へ仮設公民館を贈る活動」の版間の差分

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:東海大学チャレンジセンターが、大船渡市三陸町越喜来泊地区の依頼を受け、同センターが開発した「どんぐりハウス」を仮設公民館として寄贈しました。
 
:東海大学チャレンジセンターが、大船渡市三陸町越喜来泊地区の依頼を受け、同センターが開発した「どんぐりハウス」を仮設公民館として寄贈しました。
:これと同じタイプの施設が第6回ロハスデザイン大賞新宿御苑展(5月20~22日)に展示されましたので、全国公民館連合会の村上事務局長と神代が訪問し、関係者の方々にお話を伺ってきました。
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:これと同じタイプの施設が第6回ロハスデザイン大賞新宿御苑展(5月20~22日)に展示されましたので、全国公民館連合会の村上事務局次長と神代が訪問し、関係者の方々にお話を伺ってきました。
 
:公民館に限らず、博物館、図書館、文書館などの仮設施設としても活用できるとのことです。詳細は[http://www.u-tokai.ac.jp/challenge/index.html 東海大学チャレンジセンター]へお問合せ下さい。
 
:公民館に限らず、博物館、図書館、文書館などの仮設施設としても活用できるとのことです。詳細は[http://www.u-tokai.ac.jp/challenge/index.html 東海大学チャレンジセンター]へお問合せ下さい。
  

2011年6月9日 (木) 13:07時点における最新版

概要[編集]

東海大学チャレンジセンターが、大船渡市三陸町越喜来泊地区の依頼を受け、同センターが開発した「どんぐりハウス」を仮設公民館として寄贈しました。
これと同じタイプの施設が第6回ロハスデザイン大賞新宿御苑展(5月20~22日)に展示されましたので、全国公民館連合会の村上事務局次長と神代が訪問し、関係者の方々にお話を伺ってきました。
公民館に限らず、博物館、図書館、文書館などの仮設施設としても活用できるとのことです。詳細は東海大学チャレンジセンターへお問合せ下さい。

メモ[編集]

【対応者】大塚滋所長、深谷浩憲係長他
文責:神代浩

大船渡市三陸町越喜来泊地区へ「仮設公民館」を寄贈した経緯[編集]

  • 学生の父親が区長だったことから話が始まる
  • 公民館が流された後、牛小屋を代替施設にしていたが、壁に張り紙をしてもすぐ飛ばされるし、中は打合せもできない状況だった
  • 東海大学では以前から学部横断的活動の一環として、平塚海岸にビーチハウスを建ててきた実績があり、震災後も仮設の住宅としての支援を考えていたが、要請を踏まえて仮設公民館を寄贈することとなった
  • 5日で建てる予定が、学生の一部が体調を崩したため工期に遅れそうになった、すると住民から「手伝いましょうか?」との申し出があり、学生と一緒に建設
  • 実は、当初住民側は「学生たちで建てたいようだから邪魔しちゃ悪い」と思い、大学側は「できれば住民に手伝ってほしい」と思っていた、それが思わぬきっかけで共同作業が実現、完成後は住民と学生たちの絆が深まる
  • 仮設住宅建築は県の所管、そこへ仮設公民館などを組み込むのは難しい、民民協力だからできた

仕様など[編集]

  • どんぐりハウスは誰でも建てられるし、解体して移動することも可能、縦にも横にもつなげられる
  • 屋根のソーラーパネルはサンヨーの提供、その他LED電球など企業からも支援
  • 図面や製作のノウハウなどは公開し、広く活用してもらう予定
  • 仮設住宅は大手ゼネコンが受注するので、被災していない内陸部の地元工務店などが地元の木材を使ってどんぐりハウスを建設できれば地域経済の復興、雇用創出にもつながる
  • 仮設図書館・博物館・資料館などにも応用可
  • 数カ所から追加注文が来ているので、順次実現していきたい

写真[編集]

撮影:村上、神代