「「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」」の版間の差分

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* [[COVID-19]] - COVID-19対応のベストプラクティス共有
 
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* 長野県 - [https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/bunsho/happyou/library/200604_mlamessage.html 信州大学附属図書館/長野県立歴史館/長野県信濃美術館/県立長野図書館「信州 知の連携フォーラム」から新しい”知のインフラ”を考えるメッセージを発信します]
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* オープンアクセスリポジトリ推進協会運営委員会 - [http://id.nii.ac.jp/1458/00000216/ COVID-19以降の社会に向けたオープンアクセスの加速について]

2022年7月3日 (日) 20:49時点における最新版

[呼びかけ]「災害への『しなやかな強さ』を持つMLAK機関をつくる」[編集]

前文[編集]

  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は私たちの社会のあり方を大きく変えています。その変化は図書館、美術館・博物館、公民館のようなMLAK機関にも及んでいます。感染拡大初期には、多くのMLAK機関が来館利用する施設としては休館することになりました。もちろん、人の命に優先するものはありません。しかし、人の命を守るためには情報・知識が必要です。こうした情報・知識と私たちを結ぶ知的インフラの1つとして、MLAK機関には重要な役割があります。この重要な役割をMLAK機関が果たしていくための課題と可能性を一緒に考えていくための論点を整理しました。ぜひ、私たちと共に悩み、共に考え、共に行動していきませんか。

論点整理(本文)[編集]

  1. 今回、知的インフラを支えるMLAK機関の多くが、施設としての休館を余儀なくされました。その状況がまだ続いている機関もありますし、今後についても予断を許しません。そして、このような事態はどのような災害でも起こることであり、実際に起こってきました。
  2. 被害が拡大する状況にある場合、MLAK機関が施設として休館することは致し方ないでしょう。訪れる人々(利用者)や働く人々(提供者)の安心と安全が常に第一です。
  3. ただし、誰にとってもこのままでいいわけではないでしょう。現実的に次のような課題が出ています。
    1. 研究活動の停滞・科学政策への影響:資料のデジタル化が進んでいない分野では調査・研究が進められません。学術研究が進展しないということは、被害への対策や回復の観点からも非常に重大な損失です。
    2. 将来世代の人生への影響:MLAK機関が所蔵する資料の利用が前提となっている大学教育に大きく影響しています。また小中高段階の学校の休校・閉鎖に伴い、学校図書館が利用できないことは児童・生徒のまなびに直接的な影響を及ぼしています。
    3. 市民の知的インフラの欠如:MLAK機関が使えないことは、乳幼児からシニアまで全世代の市民生活にも弊害があります。特に経済情勢が厳しくなるなか無料で利用できる公共図書館は、生きるためのセーフティーネットの1つです。
  4. 以上の課題を解決していくためには、少なくとも次の2つの観点からの、さらに言えば次の3つの観点からの議論と行動が必要です。
    1. 安全な来館利用の再開:被害拡大に歯止めがかかってくる段階において、MLAK機関の施設としての再開を図りましょう。その際、利用者と提供者の安心と安全を第一とし、再開の是非や方法は科学的かつ客観的に判断していきましょう。
    2. 非来館利用の促進:同時に情報・知識のデジタル化・ウェブ化・オープンアクセス化をさらに進めましょう。MLAK機関を来館・非来館のいずれでも、常に同等の利用が可能な機関へと進化させていきましょう。
    3. 2分法を超える融合:来館・非来館という2分法ではなく、実空間と情報空間が融合した未来のMLAK機関の理想を追求していきましょう。
  5. 私たちの知的インフラを充実させていくために、情報・知識やMLAK機関の利用者・提供者・生産者が一体となって議論し行動していきましょう。充実した知的インフラを創りあげていくことは、さまざまな災害に対する私たちの社会の「しなやかな強さ」(レジリエンス)となってくるはずです。

署名(署名順)[編集]

以上の呼びかけにご賛同いただける方は、ぜひご署名ください。

※氏名(必須)と所属・肩書(任意)をご自身で記入してください。

※署名は各人個人の立場での賛同を示すものであり、所属する組織等の公式見解を示すものではありません。

  • 岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)/saveMLAKプロジェクトリーダー)
  • 森いづみ(県立長野図書館)
  • 吉本龍司(カーリル)
  • 高久雅生(筑波大学)
  • 小陳左和子(東北大学附属図書館)
  • 江草由佳(国立教育政策研究所)
  • 鷹野凌(NPO法人HON.jp)
  • 林浩二(千葉県立中央博物館)
  • 平賀研也
  • 阿児雄之
  • 長尾真(元国立国会図書館長、元京都大学総長)※岡本真が代理記名
  • 渡辺匡一(信州大学附属図書館、信州大学大学史資料センター)
  • 三浦なつみ
  • 日向良和(都留文科大学)
  • 大林晃美(特定非営利活動法人本途人舎)
  • 常川真央(国立情報学研究所)
  • 目黒幸恵
  • 小嶋智美 (Independent Librarian)
  • 福島正樹(信州大学大学史資料センター・元長野県立歴史館)
  • 箱田愛
  • 子安伸枝(千葉県立中央図書館)
  • 市東礼位子
  • 今井つかさ
  • 谷合佳代子(エル・ライブラリー<大阪産業労働資料館>)
  • 清田陽司(株式会社LIFULL)
  • 佐藤大介(東北大学災害科学国際研究所)
  • 茂出木理子
  • 雨森弘行(元三重県立図書館長、元東京大学附属図書館事務部長)※森いづみが代理記名
  • 石黒充
  • 山﨑美和
  • 福富洋一郎
  • 金光研治(金光図書館)
  • 糸野泰輔
  • 高野真理子(IAAL)
  • 下吹越香菜(アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg))
  • 呉服淳二郎(奈良市教育委員会)
  • 熊谷慎一郎
  • 久保友紀

履歴[編集]

  • 2020-05-25:第1版公開

公開後のご提案を受けて、必要に応じて改訂を図ります。改訂に向けての提案がある方はsaveMLAKのMeetUpにご参加ください。



関連リンク[編集]

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  • COVID-19 - COVID-19対応のベストプラクティス共有
  • covid-19-survey - COVID-19による開閉館状況をみんなで可視化
「図書館」(仮称)リ・デザイン会議[編集]
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