都立高校図書館の被害状況

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東日本大震災時における都立高校図書館の被害状況について(東京都立高等学校学校司書会調べ)[編集]

各学校の意向により,学校名については伏せられております。本来であれば学校名を明らかにして各施設ページへ記載すべきですが,震災当時の被害がどの程度であったかを現時点での記録として残すために,そのままの形で掲載しております。 なお,本リスト掲載については,2011年12月9日の時点で掲載の承諾を得ております。

表1[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
E1 2階 1番上の段を中心に本が落下した。真中の書架の被害が多い。数冊破損。新書用の低書架1つが倒れた。固定していなかったので!ぱったりと。書庫の本も間が空いた箇所で落下。 木製。木製の棚は滑りやすいので普段から落ちやすい。 上でつながっている。 何もしていない。 司書、教員2名。半日。 本を手前にそろえていたが、ちょっと奥に入れた。重い本は下段に入れるようにしたい。
E2 2階 大きな写真のひもが切れて落下。書庫の手動式書架の固定した棚一つの側面が外れる。 棚はスチール。側面は木製。 上下両方、壁に固定されている。下も固定されている。 何もしていない。 司書教諭、教員3名。2~3名。 一番上の棚に本を置かないように本を置き換えた。
E3 3階 100冊程度落下。全体的に乱雑になっていた本を並べ直した。改修されたばかりなので被害は少ない。 木製。 下で固定。 下で固定。 司書、半日。
E4 2階 美術書・岩波新書が落下。他の本ももう少し地震が続けば落ちる手前まで出ていた。CD等資料も破損。 スチール、木製。 上でつながっている。 何もしていない。 司書と生徒。一週間ほど。 落ちた新書、書庫の本は書架の上に押し込む。ずり落ちない固定できるシートを購入。現場写真を撮っておく。
E5 1階 本が落下、休暇をとったので現場は見ていない。司書教諭が片付けた。 木製。 上下両方。 何もしていない。 木製書架は滑りやすい。後日キハラから滑り止め製品を紹介される。上の方だけでも貼っておくとよかった。
E6 2階 100冊程度本が落下。上段に重い本が置いてあった所だけ。 スチール、木製。 上でつながっている。 何もしていない。 司書。1時間位。 本校は3階まではSRC工法で建てられているので2階の図書館は大丈夫とのこと。震災以降、地震があると嫌な音がするので心配。
E7 2階 50冊程度の本が落下。 棚はスチール。側面は木製。 上下両方。 下で固定。 司書と教員1名。10分位。
E8 1階 上2段分の本が落下。耐震器具が破損。 スチール。床留めはされているが、震災前から不安定でグラグラ揺れる。 書架同士がパイプでつながっているが、壁には固定されていない。パイプを留めるためのボルト穴がない箇所があった(パイプの片側が書架にのっているだけだった)。 何もしていない。壁面書架、低書架、文庫架は特に耐震対策を講じていない。本の落下はなかった。 3年の教員が他の教員と生徒に声を掛けてくれた。1時間。その後の書架整理はまる1日。 どの位の強度であれば耐震対策足りうるのか、根本的に疑問。きちんと調査をした上で、必要充分な対策が講じられることを切望。生徒の避難については、揺れが収まってからの避難まで司書の責任と痛感。新入生のオリエンテーションでは、被害の写真を見せ、避難方法を説明。非常口に注意の張り紙した。
E9 2階 150冊程度の本が落下。 スチール。 上でつながっている。 何もしていない。 司書。2時間位。
E10 3階 7段書架の一番上の本が一部落下。 スチール。 下で固定。 下で固定。 司書、生徒、教職員。一週間。 一番上の段は落下防止のシールを貼ろうと思う。
E11 3階 書架の一番上の参考図書が棚からすべて落下。 木製。 上でつながっている。 何もしていない。 司書が元の位置に戻す。 落下はブックエンドできちんと固定しておけば防止出来たと思う。
E12 2階 本が落下。額縁が落ちてきた。 スチール、木製。 下で固定。 下で固定。 司書と教員で 30分位。
E13 3階 書架2台転倒、個人机1台破損。約2000冊の新書、大型本が落下。 木製。 上でつながっている。 何もしていない。 司書、図書委員、教員。1ヶ月。 高い木製書架を2台前後に並べ、上で固定したのが転倒。
E14 2階 上から3段の本が落下した。・大きな本(美術本・図鑑類)・薄くて安定のない本・書架の隙間が大きかったところの本・きちんとブックエンドがとまっていなかったところ。 司書、2時間ほど。 ・滑り止めのシートがあれば役に立つのだろうか。・生徒がいなくてよかったが、もっと大きな地震の場合避難するしかない。
E15 3階 ・壁側に固定された書架の本は大丈夫だったが、図書館中央部の7段書架の上段の本が落下した。(100円均一のブックエンドだったからか?)・本の配架を手前に揃えていたが、震災後は奥に押し揃えた。 壁面の書架は壁に固定。壁以外は書架同士の上をパイプで繋げている。 すべて壁に固定している。 当日、入選会議中だったので閉館中。開館で書架の間に利用者がいたら、危なかったと思う。
E16 1階 落下したものと、落下までしないが、本が前進した状態の箇所もあった。 背中合わせの書架の上を金具で留めてある。 低書架の一部は、作りつけ。 司書と司書教諭。2時間くらい。
E17 2階 本が落下した書架は、櫛形に設置していたスチール製の7段3連、上段の二段目が10面分落下した。 司書教諭と司書とその場にいた生徒。1週間ほど。地震の間外にいたので、収まってから図書館の中に戻って、本の落下の様子を見てビックリした。 ●スチールの棚はすべりやすいので、すべりどめをしたほうがよい。木製の壁の書架は落下。●書庫の本は無事だったが、書棚の奥に押し込むことにした。●ずり落ちない固定できるテープ等を購入したい。●現場写真を司書教諭が撮っていたので、添付した。
E18 3階 司書が1人で、1時間ぐらいで復旧できました。
E19 2階 上段の本は前に飛び出し、上段の2、3段の本が50冊位落下しました。 情報の教師・生徒・司書
E20 改修でプレハブ校舎への引越のため、本は箱詰め状態だったので影響無かった。
E21 2階 開架は問題なかったが、閉架の書架にブックエンドを入れていない棚が多く(足りないので…)その本が落下してしまった。電動書架なので完全な固定でなかったことも一因かもしれない。 でも被害があったのは、電動書架。 司書一人、とにかく拾って並べた。15分程度。
E22 3階 80冊程度。 司書。 10分。
E23 3階 ・壁際以外の高い書架では、下一段くらいを残してほとんど落下した。・壁際の書架でも、場所によっては落下した。 低書架は木製。 全定の教職員、図書委員を中心とした生徒、司書、司書教諭。春休み前までにはどうにか終わらせた。

表2[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
E2-1 1階 スチール中置書架の5段・6段の本がほとんど落下。壁際はほとんど落ちなかった。司書室にあった石膏像落下、破損。 スチール・木製 上部連結のほか、下でも固定しているかと思ったが、あまり効いてなかった。 司書・図書委員。棚にいれたのは、翌日。書架整理には2ヶ月かかった。 
E2-2 1階 上1段目がそっくり落下したところが、4箇所くらいで、あとはパラパラと落下。比較的少なかった。 スチール 文庫用の縦長の回転式書架はなにもしていない。今回は倒れたりしなかったが、今後対策を考えたい。 司書・教員1名。30分くらいで棚に戻せた。 生徒の避難方法などふだんから考えておかねばと思いました。
E2-3 1階 書架の棚板がはずれる。 木製 司書、当日2時間。 午前授業で、偶然生徒はいませんでした。 今後の対策、生徒が書架周辺にいたら、すぐ離れるように指示する。
E2-4 2階 ブックエンドやストッパーの緩い部分の資料が200冊くらい揺り落とされた。 スチール 三本の書架上部を連結バーで固定。 同僚の先生達が落ちた本を戻すのを手伝ってくれたので即日復旧。親切な職場で感激した。ただ配列の乱れもあったので、整備するのは少しずつ自分でやった。 余震で危ないから閲覧室に入れないように叱っても生徒が来てしまう。高校生の防災意識は低い。
E2-5 1階 スチール 司書および見回りの先生数人。5~10分。
E2-6 1階 上部1~2段目くらいの比較的大きな本が20~30冊落下。2冊ほど本が破損した。 スチール 書架のサイドは木製のパネルがついている。 司書が現状回復した。
E2-7 4階 スチール 司書 2時間位 転倒防止器具が付けられていない書架や用品庫を代用した書架あったので、耐震装置をきちんと設置する。
E2-8 2階 20冊ほど落下。 スチール 高いのはスチール(木製側板好き)。低書架は木製。壁面はスチール(側板なし)。 司書。すぐ(復旧)出来た。落ちた本は閲覧室にいた生徒3人が拾ってくれた。 ブックエンドで各段の端の本を詰めてあったので、落ちた本が少なかった。ゆるめだった段、たてかけてあった本が落ちたようだった。普段から本をしっかりつめ気味にしておくと良いと思った。書庫の移動式書架は間を空けずに端に寄せて「Lock」にしておく方が良いと思った。
E2-9 3階 本が2000冊位落ちました。書架がL字型になっている。L字の部分のふたが釘ごと浮いていた。 スチール・木製 スチールの棚に木の枠。 司書が現状回復した。一人で1時間。
E2-10 2階 壁面に設置していない7段書架の、特に上段から2段の本が落下した。 スチール 司書・教員(定時制)・用務主事1~2時間。 今回の地震を体験して、書棚の本の落下を目のあたりにして、今後地震がおきた時、利用者を本棚から遠ざけることを学んだ。
E2-11 2階 上段(6段目)の本が20~30冊程度落下。壁面書架は落下せず。 スチール 両端と真ん中の部分をつないでいる。 司書・司書教諭・生徒10分程度。
E2-12 2階 スチールの連結書架(3連)が大きく揺れ、上から1~3段目までの本が半分以上落下(1000冊以上)スチール連結書架の間は本で埋まった。木製書架は本の落下はなかった。本そのものは若干の傷みはあるが、大きく破損はしていなかった。 スチール・木製 スチール製と木製の書架が7段ものが3連ずつある。スチール同士・木製同士で連結されている。 スチール同士3連、木製同士3連が上部で鉄製の棒で固定されている。下の固定はおそらくされているが、金具などは見あたらない。地震によるずれはない。 壁に面している低書庫は固定されているが、それ以外の低書庫はなにも固定されていない。ただし本はまったく落ちなかった。 書架が連結してあったため、書架自体はまったく被害はなかった。ただし、スチール書架はたわむため、大変揺れて大量に落下した。耐震を考えると、木製書架の方が優れている。地震当日は体育館で行事だったため、生徒が誰もおらず、怪我など無かった。ただ、7段書架の最上段の本がすべて落下したため、最上段は地震のことを考えると使用できないと感じた。
E2-13 4階 文庫本の上段2段の本が落下。脚のついた低書庫が倒れた。 スチール・木製 書庫はスチール。閲覧室は木製。 司書・教員 低書架でも固定しておけば、良かった(地震後、L字金具で固定してもらった)。
E2-14 1階 一連6段書架とラウンド(新書)が隣あって置いてあったために双方で荷重しあい倒壊。書庫のスチール書架が上部連結はそのままで、床部固定が3cmほど移動。司書室と書庫の壁上部に亀裂。木製書架の背部分のガラスが倒壊破損。書庫の床のおいてあった閲覧机間仕切りガラスに縮刷版が落下し破損。図書館外壁に液状化による波上陥没。 スチール・木製 全日制図書部(司書教諭・教諭各1名)と定時制司書で約1週間。 カウンター横の倒壊した書架の固定を確認しておけばよかった。当日は生徒がいない時間だったのでよかったが、今後のために避難経路確保が課題。
E2-15 2階 最上段の棚から本が10冊ずつ程度床に落ちただけ。(ブックエンドのおさえが甘かった所のみ) すぐ蔵書点検だったので、点検時に戻した。10分程度。 テスト期間中だったので、生徒はほとんどいなかったが、机の下にもぐりなさい程度の指示しかできなかった。マニュアルが必要と感じた。
E2-16 2階 ・書架の一番上の本が落下した。・壁にかけてあった時計が落下して、ガラスが割れていた。 高い書架はスチールと備え付けの木製書架。低書架は木製。 側板のボルトが2箇所緩んでいた。 はっきりはわからないが、たぶん下で固定していると思われる。 学校司書がひとりで3日間ほど。 なるべく一番上に本を置かないようにしたい。
E2-17 3階 背中合わせの新書・文庫棚(傾斜、単式、2連)が倒れた。一部削れた部分があるが、機能的には問題なし。戻して固定してもらった。 留まっていると思っていたが、何もされていなかった。倒れた後、背中合わせに留めてもらった。 ・当日に生徒と教職員でとりあえず本を納め、書架を立てた。・1~2週間で用務主事さんが書架を固定。・本の復旧は、春休みに司書・司書教諭。
E2-18 3階 ・一部の書棚に面出し展示していた本の落下。・回転式の文庫書架から本が落下。 総務部教員(司書が病気休業中だったため)
E2-19 2階 天井蛍光灯の設備部分にひび割れ2箇所。明り取り窓、柱、壁にひび割れがあり。 司書と司書教諭で1週間かかりました。
E2-20 1階 上1段分はすべて落下。前出しに本を配架、余裕を残してあったのがアダ?になった。キャスター付きのもの(ブックトラック、椅子等)は揺れている間中、位置が移動していた。花瓶が壊れた。 司書1人で3日間? ・下2段は前置き、上4段は奥に押し込めて配架しました。特にストッパー、ブックエンドは必ず設置しました。・1000冊の除籍予定図書を机上に積み上げていたため、すべて落下し…想定外の惨事となりました。
E2-21 2階 数十冊程度。 一般書架は、古いスチール製。 スチール製書架は上部で固定。 ラウンド型から少し本が飛び出した。背が高い文庫書架は、上部で固定。 司書一人、1時間未満。 その後、引越しをして新校舎に移転をした。司書室内のほうが、落下や重ね書架がずれたりしていた。
E2-22 3階 複式書架4台の向かって右側にあった本が落下。2名で1時間から2時間程度で修復できました。 司書と係り教諭の2名。
E2-23 3階 書架全体スチールで側面は木製。 下は滑り止め? 下は滑り止め?

表3[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
C1 3階 閲覧室・書庫の書架より、図書が大量に落下。古い本は落下のショックで頁がはがれたり、表紙が折れる物多々有り。被害は小さくない(古い資料や各国史など生徒が利用しないため、被害が見えない)。壁にかけていた時計落下。外枠が砕け、針が曲がり再使用不可。 閲覧室は木製。書庫はスチール。 片方しかない壁に一面を使って8段のスチール書架を並べている。 耐震金具が見当たらないが、下で固定していると信じたい。 閲覧内は司書一人。30分くらい。書庫は教員10人位手伝ってもらい、10分位。 耐震設備は不十分だと思い知った。震度5でこれだけキツイと、震度7で書架が倒れ、床が凹んだり、穴が開いたり、抜けたら困る。館内全体を耐震シェルターにようにしてもらいたい。
C2 1階 棚板2枚分程度の書籍が落下。 スチール製は木製の枠がついている。 複式5連6段が5本あり、上部で二箇所づつすべて繋がっている。木製壁面(2連6段+2連2段)の8段は、壁面に固定。書架は固定しているが棚板が落下。 司書が復旧した。数十冊のため、数分で。 今年異動だったので、前任校でのことです。すべて木製の書架でしたが、棚板が数枚外れ、本と一緒に落下しました。大型ブックエンドも使用しており、(落下の際)凶器になると思った。震災後生徒には地震になったら、書架から離れなさいと強く言ってします。
C3 1階 最上段の図書が数冊落下した程度。 スチール 学校が台地の上に建っていたこと。1階に図書館が独立した建物であったことが幸いした。
C4 3階 文庫本用の木製書架が倒れました。床止めしていただけなので、もちませんでした。側面で固定したほうは倒れず、カセットデッキが落下し、動かなくなりました。書庫内の移動書架の側板が剥がれそうです。 スチール・木製 側面で固定している。今回は倒れなかった。 司書と司書教諭で閲覧室は一日。書庫内は3日。
C5 2階 回転書架の支えがずれて少し傾き、上段の文庫本が数冊落下。ずれた支えをはめ直せば使えるが、次回もっと大きい地震で倒壊したらまずいので、使用禁止。 木製・その他 今回新たに購入した新書用書架については事務室に依頼中。(とりあえず、下にダンボール) 司書、数分。回転書架は掃除当番の生徒に言って、3階の書庫に運んでもらった。 当日被害はなかった。宿泊した生徒は百数十人いた。18時頃から退屈に耐えかねて続々と図書館に。ごった返すカウンターの向こうで、図書館があってヨカッタ!と声が聞こえた。私も思いました。大地震で自身も被災してしまったら論外ですが、用心することで、被害を少しでも食い止めることができるなら予算請求もしていこうと思います。
C6 2階 7段書架の最上段で見やすいように棚板ギリギリまで出していた本が、全部落ちた。同じ並びにあっても、大型本はそれほどでもなかった。参考図書の太い本がたくさん落ちた。 スチール 司書のみ。3日間で片付け終了。3月17日から開館。 集密書架は常にロックしておくと良いと思う。中途半端に開いたところに本が落ちて拾うのが大変でした。
C7 1階 スチール・木製
C8 3階 天井から下がっている照明ワイヤーの付け根部分(部品)がずれ落ちた。 スチール・木製 落下した本を戻すのは司書と、生徒3名が手伝ってくれた。照明を直してほしいと室長に言っているが現在もそのまま。 今後は生徒にすぐ書庫から離れるように、注意しようと思う。
C9 4階 9段の書架の耐震用ビスが飛びました。 スチール・木製 文庫・新書は6段書架で、上で固定。 司書と主事(用務)3人で1時間。 大改修をした図書館なので、もともと建物が古く、どう対策をとっても無理な気がする。生徒と一緒に逃げるだけだと思う。
C10 2階 低書架の上に展示していた本や、高書架の上のほうでブックエンドで止まっていなかったものが落下していた。 スチール・木製 数が多くなかったので、司書が翌出勤日に、数分で終了。 高書架でもブックエンドで止めていたものは、落下していなかった。文庫等の低書庫(固定なし)のものからの落下が多かった。
C11 2階 書架から落下した本は20冊程度。棚からせり出した本多数。上段から落下したハードカバーが破損。 スチール・木製 壁際の書架は壁に固定。 一部は壁に固定。 当日、司書が2時間程度で現状回復。 本校では、それほど大きな被害がなかったが、低書架の固定がされていなかったことと、廊下に設置している展示ケースはガラス張りなので飛散防止対策を学校への要望として、被害状況とともに文書で提出した。
C12 3階 棚板が3枚ほど落下。 木製 固定されている。 司書のみ。 棚板が可動式のため、棚板が落下しやすい。ブックエンドが落下しやすいので、凶器となり易い。生徒には地震が起きたら書架から離れるよう指示する。
C13 地下1階 書架上部1~2段から落下のみ。 スチール・木製 司書・生徒で、当日1時間。
C14 3階 書架から本が落下した(上段2~3段のもの)。移動式書庫がガタつくようになった。 司書と二人の生徒で3日間位。 地震後すぐに本棚から離れるように言った。怪我人がなくてよかった。
C15 3階 30冊くらいの本が落下。ブックエンドや本が少しずれる。 スチール・木製 司書15分位。 ブックエンドでしっかりおさえていなかったところの本が落下した。日頃の書架整理が大事です。反省。
C16 2階 普通架に大型本が入っている。上の段の2~3冊落下。書庫(KONGO)移動架が左右に動いた。 スチール 司書5分。
C17 4階 書架7段のうち、5段目から配架された本が落下。本の破損も数冊有り。 木製 本校は2度、耐震工事をしている。書架はすべて金具でしっかり固定していた。本が落ちただけで、大事にいたらなかった。 経営企画のメンバー。室長をはじめ、全員の協力があった。しかし、教員の協力はなかった。
C18 3階 一般書架の最上段及び上から2段目の本が、床に散乱。低書架と大型本架は異常なし。壁と床にひびが入った。 全日制の司書教諭と司書が中心にやり、他に全・定の教員にも手伝ってもらい3月11日の夜8時頃まで行って終了しました。
C19 3階 7段書架の一番上の棚にあった本を中心に20冊ほど落下。「国歌大観」も数冊落下した。閉館していたので、閲覧室には誰もいなかった。背表紙が破れた本有り。閲覧室・司書室の壁にヒビが多数入った(地震前から少しはあったようですが、増えたもよう)。 スチール・木製 現在校内で耐震対策中とのこと。一般書架はまとめて、上部をバーでつないでいる。 低書架は2段なので、特になにもしていない。新書・文庫書架は一般書架と同じ列なので、一緒に固定している。 地震時司書不在。司書教諭が落ちた本を拾ってくれた。後日司書が書架に戻した。約1時間。 南北方向の揺れだったためか、(揺れの方向が)書架の向きと平行だったために落下は少なかった。見やすいように一番下の段にあまり本を置いていなかったが、重心を下げる為、下の棚におろす作業をした。その時間のほうが復元よりかかった。
C20 5階 ・独立書架は天井、床固定がないため、ズレ動いた!!・5階のため揺れが長く続き、本が徐々にせり出し、独立書架は9段のうち半分ぐらい落下。・展示ケース(四本足・ガラス製)が倒壊。         つくりつけでない独立書架は置いてあっただけ!! 文庫棚は床に置いただけのため、ズレ動き、すべての本が落下。 ・司書教諭、学校司書、+ボランティア教員で2~3週間(一部積み残し)。・ズレ動いた書架には本が残っているので、動いたままで仮復旧。・3月25日(修了式)に入口付近の新着コーナーを中心に限定開館。・4~5月耐震工事終了まで、安全のため生徒は独立書架への立入禁止。(司書が希望を聞いて探してくる)※新着本・雑誌コーナー、文庫棚、進路等別置コーナーは利用可。 耐震工事を行った上できるだけ上段使用を避ける。重い本は下段に。抜き取った本は司書室書庫に移動した。
C21 1階 上段の棚の本は、落下はしなかったものの前にせり出してきた本が多くあった。破損した本は全て書庫の本で特に古いものばかりであった。 スチール7段5連結が7本を主として、木製低書架4本、文庫専用木製7本。 上部で書架どうしを連結。文庫本架は壁に上部で固定。 閲覧室100冊程落下。書架の上部の本が前へせり出していた。書庫(可動式)120冊程落下。破損多く→修理はしていない。 1階にあり、直接外(グラウンド)へ出られる引き戸が2ヶ所あるが、運動部の練習道具が多数有り、動かせなかったため、結局廊下へ出てグラウンドへ出た。後日撤去を申し入れて、すぐ片付けられたが、数日で元に戻ってしまった。その後、そのまま放置している。
C22 1階 高い棚からの落下により本が傷んだ。 司書教諭、3日。 棚板の前面に合わせて配架していたのが裏目に出て、書架から飛び出したものが多い。本を探すために背を揃えて配架してきたが、余震に備えて当分の間は棚の奥に押し込むように配架している。
C23 1階 改修中のプレハブ仮設校舎相当揺れたらしい。現在も大型バスが近くを通る、生徒が走るとゆれている。企画室・センター担当者も見に来たが、これ以上の補強はできないということ。 書架の間に置いてある踏み台は全部片付け、地震が来たらすぐ逃げられるようにした。生徒には、本が見つかったらすぐに書架から離れるように伝えてある。
C24 1階 被害はあったと思いますが、状況を把握できる資料が残っていません。また、引継時にも、その点の話はしていませんので、今回のアンケートに回答できません。             
C25 4階 本が書架から床に落ちた。かなりの量であったため、短時間で復旧させるため、経営企画室の人的協力を受けた。 書架の位置がズレた。本の落下は無かった。 現状復旧には、司書、及び、経営企画室の3名があたった。4時間程度で復旧した。 特にありません。
C26 1階 スチィール製書架上段の図書が100冊程度落下した。 その日のうちに、司書と教員で復旧した。 書架の地震対策は、一応行ってあるが、十分ではない。

表4[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
C2-1 1階 本が落下した1冊が、書架の下敷きになる。CD等資料も破損。 スチール。 上でつながっている。 下で固定。 司書、司教、有志の生徒、教員15名程。1時間。
C2-2 2階 下2段を残して、上がほぼ落下した棚もあり。総数8000冊。 スチール。 下から固定してなかった5台すべて東側に3~5センチ動いた。 つくりつけ。 本の山を左右にふりわけ、積んでいく作業は生徒(有志)。棚に戻すのは司書と用務主任、ボランティアの教員1名。分数順に並びかえるのは司書とボランティアの教員。約2週間。 下は必ず固定すべき→今年の夏、固定工事を実施。100箇所固定。
C2-3 3階 閲覧室の7段書架、最上段の本が一番落下していた。低書架でも大型本(きっちりはいってないもの)、書庫内の手動式集密書架のものも、開けてみたらずいぶん落ちていた。単独書架に入れておいた新聞縮刷版も本自体が落ち着きが悪いので大分落下した。一番困ったのが、司書室内の業務用のパソコンが転倒、壊れて情報が取り出せなくなった。別のパソコンの調達、データの復元等困難が多く、時間もかかった。 スチール・木製。基本は7段スチールに木製側板。その他は、各種木製低書架。 全部ではないが、ゴム製等の下に敷くタイプのものを入れていた。地震後は大分ずれたり、はずれたりしたが、倒れはしなかった。 当日は生徒・教職員が様子を見にきてくれて、手伝ってくれたが、余震があり中断。その後学校司書一人で修復。本は書庫内も含めて3日位。低書架の最終調整は今度の書架整理でと思っている。 本の配列は、書架の前面に揃えて背が見えるようにするのが基本だと思うが、地震時にはそれが裏面に出る。何かいい工夫があればと思う。仕事がコンピュータ化されると、そのバックアップ体制がきちんととっておかなければデータが失われる。バックアップを1日2回とる位の準備が必要と感じた。
C2-4 1-2階 壁側は上段のみ。複式3連6段6列(木製)の70%近く落下。1階書庫・資料室も上段を中心に落下。 1階は書庫。スチール。2階の閲覧室は7(木製):3(スチール)の割合。 書架と書架がつながっている。 文庫は回転型なので、固定していない。100冊程度落下。 司書・図書委員、1年国語の授業を転用して、1時間。一般生徒+教員4名で、10日程。(期間中生徒が登校しなかった期間もあり)
C2-5 4階 固定書架から上半分以上の本が落下。高い所の本が落下した際、一部破損。窓ガラスが一枚破損。花瓶・植木鉢が落下破損。 閲覧室は木製。書庫は木製とスチール。 当日、閲覧室は10名以上の教員と司書、生徒1名で約2時間。翌週、書庫は司書のみで約2時間。
C2-6 1階 高書架の本が殆ど落下。 スチール複式6段5連×6台。書架は東西に配置。 司書が休職中のため、生徒部を中心に10名位の先生が2時間。
C2-7 2階 病休のため、現場未確認。 棚は可動式で、木製。 上を鉄棒で連結。下を床に金具で固定。 下を金具で固定。 図書部教員、司書教諭と生徒。約3週間ほど。
C2-8 3階 スチール。側面に一部木製の化粧板。 2種類の固定。 病欠の為不在。室長がやってくれた。10冊程度が落下。本の列がずれた。固定金具が3箇所ほど取れたため、補修した。
C2-9 3階 南北方向に設置された書架の東側の上3段と反対側の最上段のほぼすべてが落下。 スチール 司書と有志生徒。翌日から4月10日頃まで。
C2-10 2階 数百冊規模で落下。壁に取り付けていた耐震金具が取れた。 木製 上はつないでいる。下はネジで固定。 ネジで固定。 司書が3時間位。 被害は少ない方だったと思う。ネジで耐震対策をとっていたのが効果的だった。
C2-11 1階 2~3冊落下。壁に少しヒビ。 木製 司書
C2-12 1階 スチール 上でつながっている。
C2-13 2階 比較的上の棚の本が12~13冊程度、落下。 木製 床だけに接している書架は下で固定。壁面に接している書架は壁に接着してある。留め金具はなし。 本校改修時にすべて、木製・壁面密着の書架にしたもよう。2階ということもあり、数十冊の本が落ちただけで、ほとんど被害はなかった。
C2-14 2階 閲覧室の本のうち、上段2段位が落下。約400冊。書庫は、書架が開いていたところのみ100冊。 スチール7段 上をスチールの棒でつなげ、下はL字金具で固定。 L字金具 司書+教員、10分位。 管理ソフト導入に向け、古い本は除籍するために除いておいた所が落下。ぎっしり入ったところは、落下しなかったので、ぎっしり詰めるべきか?
C2-15 1階 複式書架から本が30冊程度落下。特に上段や面だしして立てかけてあるもの。司書室にスチール棚の戸を取り外して傘たての後に立てかけていたものが倒れた。後日書庫のスタックランナーを開けてみたら、やはり上段の本がせり出していた。 スチール・木製 低書架や新書・文庫書架などは壁に付けられている。雑誌展示架も大丈夫だった。 学校司書すぐに復旧した。
C2-16 2階 スチール・木製 司書が主にやり、教員が手伝ってくれた。翌日、数時間。
C2-17 3階 何も被害はなし。 ほぼ司書。司書教諭に落下した本の一部をブックトラックに納めてもらった。その日のうちに復旧させた。
C2-18 4階 高書架の上から3~4段分の本がほとんどが落下。文庫用書架もかなり移動して、上半分ほど落下。両面大型書架(相当な重量)も1m近く動いた。雑誌架(パネル式)、コミックの書架もかなり移動。観葉植物の鉢、落下・破損。司書室にある加湿器等落下破損。廊下に展示用ガラスケースが落下しそうな状況だったが、揺れが治まるまでおさえていた。(いざとなったら、逃げるつもりで…) 壁面等高書架は、スチール。大型書架、窓下等の別置書架は木製。 ほぼ司書ひとりで…図書委員会の先生(1人)が少し手伝ってくれたけれど、結果的にやり直すことになってしまった。5日くらい。 ・固定できるものは固定するのは当然のことと認識させられた。・大型本の書架が移動してしまうというのは恐怖でした。・展示用ガラスケースもかなり危険!
C2-19 1階 高い書架、低書架と大型書架。 傾斜複式文庫書架はなにもしていない。窓側の書架は窓枠に固定。 司書、司書教諭、教諭、図書委員。半日。 書架の上段に置いた重く厚い全集本が落下している。下段に移動させるか今後検討。
C2-20 3階 分類を示した表示プレート(プラスチック製)が落ちて破損した。 一般書架は本体スチールは側面に木板をつけている。文庫はスチール。他に壁面に木製の作り付け書架。 司書。2日。生徒は自宅学習になった。
C2-21 3階 上3段の本はかなり落下。司書室の低書架が数台倒れた。落下の衝撃で主に古い本が破損した。 上でつながっていた書架も下で固定されていた書架も本の落下には大差はなかった。 司書室の低書架は固定していなかった。 帰宅できず学校にいた生徒たちに落ちた本をとりあえず棚に入れてもらった。その後司書が3日ほどかけて並べかえた。 本が見やすいように棚の手前に並べていますが、どうしても落下しやすくなります。みなさん、どうしているか、わかれば教えていただきたいです。
C2-22 2階 後ろ6列前4列ある書架の真ん中部分が一番ひどく、端のほうはほとんど落ちていない状態で本がばたばたと落ちた。何冊か書架の下に滑り込んでしまうほど、ひどい揺れだった。落ちた本の数は数えていない。破れたりして使用不能になった本は6冊だった。雑誌架や書架は倒れなかったが、転倒防止の突っ張りは外れてしまった。(工事済み) 夏に書架を組み替えていて、横の棚板受けが1本だけ、ぐにゃりと曲がっているのを発見した。 低書架には全く被害なし。 卒業式で、残っていた卒業生が十数人、ざっと拾って適当に書架に並べてくれた。後で、全定の司書教諭と司書でもとに戻した。 前年度に、大きくて重い本を書架下段に移しておいた。そのせいであるとはいえないが、下段の重い本が倒れるということはなかった。夏休みに、書架のゆがみが生じていないか確認も含めて、すべての書架を、本をはずして、点検した。一部に、触っただけで落ちてしまった書架もあったが、ひどいゆがみは生じていなかった。
C2-23 1階 スチール7段の書架の本が大部分落下した。木製の窓下書架は、転倒防止をしていなかったので、倒れてしまった。 上は、書架同士をつないでいる。下は、それぞれ床に固定してある。 木製の窓下書架以外は下で固定してあったので倒れることは無かった。 司書と係り教諭で春休み中にとりあえずは本を棚に戻し、部屋としては使えるようにしたが、4月中は書架整理期間のようになってしまった。
C2-24 3階 司書室の机の上の本棚、蛍光灯が倒れた。 スチールの書架5あり 何もしていない書棚が気になった。 司書が復旧したが、教員1名、生徒1名も少し手伝ってくれた。1週間ぐらい。 図書館の場所が管理棟から離れているので、そこで、当日夜一人だったのが、不安でした。校舎の中で、図書館の場所も重要だと改めて思った。

表5[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
W1 1階 複式7段、書架の最上段の本が一部落下。低書架が通路側に倒れ、本が落下。 複式6連7段、スチール。木製3段。 上が壁に固定。 震災後、固定。 当日、教員+司書で2時間位。後日、書庫内移動書架(すべて落下)を、司書のみで2~3日。 閲覧室書架の最上段には、なるべく本を置かず、空けるようにしたい。
W2 2階 80冊程度、上部の棚から落下。展示架の書籍が10冊程落下と移動。額が落下。 スチール・木製 図書委員・司書・生徒で配架整理。
W3 4階 文庫書架は100冊位落下。 スチール・木製 上はスチールの角材を渡して留めてある。下は床にビス留め。 下を床にビス留め。 司書が1時間位。
W4 3階 固定してあるか、不明のもの有り。 低書架は何もしていないもの有り。新書・文庫架は上下固定。 学校司書、30分位。 揺れの方向により、被害の有無が分かれる。最上段のものが落下したので、出来るだけ最上段に配架するのを避けるようにしている。
W5 3階 書架の一番上の段の本が落下。 スチール・木製 一般図書架は上下でつながっている。 司書のみ、半日。 上段のみビニールロープで書架ごと、しばってある。(落下防止)
W6 3階 書庫中心(新聞縮刷版)。 スチール・木製 司書、若手男性教員、30分程度。
W7 1階 一部作り付けの書架(大型用)から落下したものが多かった。木製書架で、新しいものなので(滑りやすく)、揺れと同時に滑り落ちたのではないかと思います。 一部、下で固定あり。 新書書架は上で固定。低書架については何もしていない。 図書については、担当教諭1名と司書で30分位。書架については、用務主事さんに依頼(耐震用の器具がとれてしまったもの。) 普段だと自習している生徒が多い時間であるが、テスト後だったので生徒の誘導もすぐに対応出来た。利用者が多い時など図書館入口からの避難誘導が気になる所。
W8 3階 本が100冊程度落下した。 新書は、一般の書架に接した作り付けの木製書架となっている。 司書と司書教諭の2名で、15分程度で現状復帰。 特になし。
W9 2階 本が10冊程度、落ちていた。 文庫・漫画用は少し低い書架で、木製。それ以外はスチール製。 スチール製で、周りの壁に接しているものはL字型金具で固定。並べてある書架は書架同士を、長い鉄の棒で固定している。 雑誌架のみ、何もしていない。文庫・漫画用書架は上で固定している。 すぐに、司書が棚に戻した。
W10 2階 書架清掃直後で本が奥に入っていたのが、1冊も落ちなかった理由の一つかと思います。揺れの方向や強さもありますが。本当なら頭より上に物を置きたくないはないのですが、そうもいきません。出し入れし易く且落下しないバーのようなものが書架にあるとよいのですけど。
W11 2階 辞書類などを置く低書架は木製で、単行本はスチール製のものを使用しています。 車がついているものが多く、ストッパーの代わりになっています。 図書館は2階にあり構造もしっかりしているので、当面大丈夫かと思います。

表6[編集]

学校 何階 被害状況 書架の材質は? 書架の耐震の仕方 低書架、新書、文庫の耐震の仕方 復旧作業は誰が、期間は 今回の地震被害と今後の地震対策について
W2-1 1階 文庫架は文庫全体の3分の2程度、落下。一般書架は最上段の本が少量、落下。 スチール 司書、一日で終了。
W2-2 2階 本の落下、棚板2枚と一緒に本も落ちた。 木製 司書一晩(帰宅できず、学校泊の際に)。 壁面は前揃えでなく、奥にならべてもいいのか?
W2-3 2階 書庫の本、数冊。ブックスタンドが動く。本が落下してハードカバーの角が漬れてしまいました。 スチール・木製 数冊なので、司書。 個人ロッカーが書庫の一番奥にあり、今後は耐震対策が必要。
W2-4 2階 展示していた本が数冊、落下。 スチール=壁に接していない。木製=壁面においてある。 スチール=上部を連結のみ。木製=壁にL字金具で固定。 司書、短時間。
W2-5 3階 可動式書架を固定しないため、落下した本があった。日頃から固定しておくことが必要だと思った。
W2-6 側板木製、複式7連7段。 書架と書架をバーでつないでいる。壁には着いていない。 幸い被害がなく、またその時間珍しいことに生徒が1人もいなかったので助かりました。
W2-7 混在 生徒の安全をどう守るかがわからず、オロオロするばかりだった。3人程度だったので良かったが何十人もいたら…生徒をどう守るか何をするかが身についてないと気付きました。
W2-8 現在は、上部連結済み。 現在は、固定済み。 被害校の様子を会報で知り、すぐ室長に話をして、上部も連結してもらいました。下部は固定済みだった。また、文庫等の書架も固定してもらいました。
W2-9 書架の耐震補強を異動時からお願いし続けているが、未だにやってくれない。今回の各校の状況などを参考によりベターな方法を探りたい。
W2-10 作りつけの書架 大きい重い厚い図書は、書架の下2段に配架するようにしていたので書架から本が落ちずに済んだ。
W2-11 2階 被害なし スチール+木製化粧板        木製(壁面、低書架) 壁面に固定 被害なし
W2-12 新書・文庫の書架が一部スチール製。その他は全て木製。 複式4連7段の木製書架8台。大型本・館内本書架は上でつながっている。 複式低書架2連、1連2台のみ下で固定している。 全ての書架に耐震が必要と思うが、低書架においてはレイアウトの変更等もある場合はどうか?
W2-13 2階 書架の上から1段目と2段目の本の一部が落下しました。 司書・司書教諭・教諭・図書委員・図書委員以外の生徒。時間は3時間近くかかりました。
W2-14 1階 今後、下で固定する予定 司書が行った。